低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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目的に向かって さくら
人間にはそれぞれ短所と長所がある。私の長所は優柔不断でないことで、短所はそれが裏目に出て一度決めたことに後悔してしまうところだ。 確かに長所を伸ばすことは大切だ。これは私がテスト前に感じたことだが、私は国文法を覚えることが苦手だ。その前のテストもあまり言い点数でなかったから、自信もなくしていた。その時私の中で一番得意な漢字をしっかりやってみようと思い、漢検を受験することにした。検定を受けて資格をとるということは、自信を持つ事ができる、ということにもつながる。さらに漢検の勉強をすることによって他の科目の勉強をする時間が減る。そのため限られた時間の中で文法を覚えたり、理解しなくてはならなくなるので集中力を高めることもできた。その結果国文法のテストは前回より良くなった。
しかし短所を直すことが大切だ、という考えもある。平安時代の小野東風という人は、字が汚かったらしい。そして自分の下手な字を直そうとして努力したそうだ。するとそのうちに達筆になり、ついに書道家になったそうだ。自分の短所を直そうとすれば、逆にそれが自分の長所にできるのかもしれない。
長所を伸ばすことも、短所を直すことも大切だ。しかし最も大事なことは自分だけの個性を出し、自分自身を向上させる、という目的である。長所を伸ばすか、短所を直すかはそのための方法である。「道は近くても、行かなければ到達しない。」という名言もあるように人は目的に向かって進んでいくことが大切である。(総合化の主題)
講評 jun
自分の長所と短所について書いた後、一つ目の意見として「長所を伸ばすことは大切だ」という意見を挙げることができました。得意な漢字の勉強をしっかりやることによって、他の勉強にも集中して取り組むことができたという体験実例は、ぴったりの良い実例です。
「短所を直すことが大事だ」という二つ目の意見には、小野東風の電気実例を入れることができました。
最終段落の総合化の主題もとてもよく書けています。名言もぴったりです。
今年は一年間、この複数の意見と総合化の練習をしていきます。総合化はむずかしいけれど、さくらさんの腕の見せどころでもあります。がんばっていきましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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