対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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必要なる手間 うさちゃん
人間が人間らしく成長し本来あるべき姿にできるだけ近づくためには、「必要なる手間」が必ずあると思っている。便利さや快適さを求める人間の欲求が、文明を発展させてきたことは事実であろう。しかし、そのために、有形無形の人間本来の財産をたくさん犠牲にしていることに、そろそろ私たちは気付くべきではないだろうか。私たちが、手間のかからない生き方をしている限り、生きることの喜びを感じることはできない。生きる喜びとは、感性をとぎすまし、自然の大きさと人間の魅力を日々発見することにあると思う。
私は、自然の中に生きる人間の魅力を発見できる、生きる喜びに満ちた人間として生きて生きたいと思っている。
その方法として第一に、何もかもボタン一つで動いてしまう生活から離れてみるということだ。小学校の高学年になると、ほとんどの学校は野外体験学習というものがあるはずだ。私の学校では飯盒炊爨をやった。火はチャッカマンで簡単についてしまうが、その他の作業はなかなか大変だ。一番難しいのはやはり、火加減の調節である。家では右にレバーを回せば強く、左に回せば弱く、というふうにできるが、そういうふうにはいかない。幸い、私の班は底の方が少し黒く焦げてしまっただけだったが、火が強すぎてご飯が真っ黒になってしまい、先生からご飯を分けてもらっている班も少なくなかった。
講評 tama
進級おめでとうございます。
今月からは、「生き方の主題」という新しい意見の述べ方を勉強します。
科学技術・文明の発達により、私たちの生活は非常に便利なものになりました。これは大変喜ばしいことでもありますが、本来の「生きる喜び」は別のところにあるのだと考えることができましたね。
【複数の方法・実例】 まずは個人の心構えを述べることができました。便利な生活から離れてみると、1回の食事を作ることがどれほど大変なことであるかがよくわかったと思います。よい実例が入りました。
もう一つの方法は、教育・政治など、社会的な取り組みという面から考えてみるといいでしょう。
【反対意見への理解・まとめ】 便利で快適な生活のよさも認めつつ、初めの意見に戻します。名言も入ればさらによし。このような流れで書くといいですよ。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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