国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ゴミ ウルトラマン
「ゴミ」というと、おそらく多くの人が生ゴミや道端にポイ捨てされた紙クズなどを思い浮かべるだろう。僕も学校への通学路の途中にあるゴミ置き場で、時々カラスが防鳥ネットからはみ出たゴミをあさっているのを見て、「汚いな」と感じる。確かにゴミは汚いものかもしれない。だからと言って、ゴミをどんどん捨てたり放置してはいけないと思う。ゴミにもきっと別の使い道があるはずだ。ゴミのようなものでも役立てていけるような生き方を僕は模索したいと思う。
そのためには、やはり物事のよい面を見つけ、それを大切にすることだ。僕が思う自分の欠点は、何事でもあまり自分から行動を起こさないことだ。例えば友だちと遊ぶ時でも、自分から誘うのではなく、誘われるのを待つというタイプだ。あまり良いとは言いがたいが、見方を変えてみると、自分から友だちを誘わないということは、人を自分の都合で振り回すことが少ない、ということだろう。このように、欠点の中にも良いところを見出し、それをもっと大切にしていきたい。
近頃では、学校や塾で、先生が成績の悪い生徒たちを構わなくなって来ている。そのため、学校がつまらなくなり、不登校の生徒が増えてきている。もっと大人や身近にいる頼りになる人がアドバイスを出すべきだと僕は思う。例えば、サッカーでも試合で上手く行かなかったり、自分のプレーに不安があったりするときに、監督やコーチからのアドバイスが一つあるだけで、かなり上達することがあるのだ。このようにアドバイスはとても大切なものである。
確かに、悪い点を排除していくことも大切だ。しかし、悪い点の中にも良い点を見出し、それを上手く役立てていくことがそれ以上に大事なことである。ゴミでも、リサイクルしてまた再利用することができるのだ。
講評 hira
新学年になり、新しい書き方に変わりましたが、難なく取り組めるのも今までの蓄積があるからだなと感じましたよ。長文を材料に、作者の言いたいことをつかまえ、自分の生き方に反映していく思考の流れを学んでいきましょう!
■第一段落 状況説明 生き方の主題
自分の身近な実例から、生き方の主題に流れよくつなげています。
■第二段落 方法一 体験実例
物事の良い面を見つけることを方法論に挙げられた。自分の個性を良く分析できていますね。自分から動かないと言うことは、相手の様子をよく見るという慎重なところもあるのかもよ。どうかな?
■第三段落 方法二 (ユーモア表現)
はじめに方法論挙げてみよう。今回の場合だと、「弱者に対しても手をさしのべていくような社会を作るべきだ。」となるかな。実際にウルトラマン君の周りではこのようなことはおこっているのですか? 少し気になりました。サッカーの話はぴったりだね。
■第四段落 反対意見への理解 名言の引用 生き方の主題
悪い点を排除すると言うより、どうしたらいい点を見つけて伸ばしたり、活用できるかと言うことなのでしょうね。名言も入れておいてね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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