国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物事の多様性   くくれ

 コインというものは、丸いものであると見なされているが、横から見たら長方形に見えるように、物事にもいろいろな見方がある。そして、いろいろな見方から見るのは大切だ。また、価値の多様化のためにはレトリックは役に立つ。僕も、物事をいろいろな見方から見るのも大切だと思う。その理由は二つある。
 一つ目は、多角的な見方は、新しい発見を生むからだ。例えば、民主党の子ども手当。子どものいる家庭にとっては得だが、子どものいない家庭にとっては意味のない増税にすぎず、「他人の子どものために税金を払えっていうの?」という意見も納得できる。
 二つ目は、一面的な見方では物事の本質を見られないからだ。例えば、K首相の靖国神社参拝も、中国や韓国は「過去の戦争の肯定」と非難するが、また別に誰がどこに行こうと勝手である、という見方もできる。
 確かに、一つの考え方から深く理解していくべきだ、という意見もあるが、ほかのジャンルから技術を転用したという話もある。ダイナマイトのように。あれも元々は、鉱山開発のためのものだった。それを兵器として転用された。また、「雑草とは、まだ美点が発見されていない植物である」という名言もある。例えば、青カビから偶然発見された抗菌物質ペニシリンのように。だから僕も、社会の「この問題について、メリット、デメリットをそれぞれ述べよ」のような問題も、一生懸命考えていきたい。

   講評   kira

 くくれくん、こんにちは。いい要約です。物事をいろいろな角度からみるのは、文章表現にも通じているのですね。価値の多様化の時代には、レトリック感覚が必要です。
★いろいろな見方から見る→いろいろな角度(方向)から見る

 多角的にみると新しい発見があります。こういう意見(立場)もあったのかという発見はたくさんあるべきですね。とくに政治は国民のためのひろい視野が必要です。子ども手当てはとことん議論してほしいですね。

 一面的な見かたでは真実はわかりません。なかなか鋭い局面に切り込みましたね。国際政治や歴史理解、信教の自由など重大な要件の絡んだ事例です。本質はなかなか見えないでしょうね。
 
まとめの段落では、なるべく具体例は避けてくっきりと論旨を示すといいですね。最後のくくりが一段落目の主題と一致するようにするとすっきりします。


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