創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今か昔か   さくら

「ラレル」。この言葉には受け身、可能、自発、尊敬の四つの意味がある。使う側の私たちからみると、ラレルは使い分けが複雑で面倒くさい助動詞ということになる。だったら少し整理して簡便にしようというわけだ。口は希代の怠け者、なにかというとすぐ手抜きをしたがるのである。ら抜き言葉はよく使われるようになった。しかしこれは手抜きであって、これを認めるか、と問われたら答えは否。言語は本質においてうんと保守的なものである。
 古くて正しいものには良さがある。家族全員で同じところに座り食事をする、ということは日本の家庭の本来の姿で美しい。誰か一人が困っていたらその地域全体で助け合うというところも少なくはなってきているが優しい感じがする。遠くのいる相手には心のこもったはがきを送る。古くて良い習慣には人の温かさが感じられる。
 一方、新しく便利なものにも良さがある。例えばファーストフード店。ハンバーガーはいつでもどこでも食べることができるから、仕事で忙しい現代社会にいきる日本人にとってとても良いものである。ほかにも携帯電話やパソコンでのメールなどがあげられる。私が日々携帯電話を使っていて便利さを感じることは近くに住んでいない友達のところまでわずか三十秒ほどで伝えたいことが伝わることや、次の日に会う友達に手軽に確認ができたりすることだ。このように新しいものはわたしたちにとって役にたつものが多く、便利である。
 確かに古いものにも新しいものにもそれぞれの良さがある。しかし一番大切なことは「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われている時である。」という名言もあるように、それぞれの持ち味を最大限に使っていくことである。(総合化の主題)

   講評   jun

 要約はエッセンスだけをピックアップしてとてもうまくまとめました。
 古くて正しいものにも、新しく便利なものにもそれぞれに良さがありますね。多少不便で遠回りに見えても、昔から受け継がれてきた文化には、それなりの重み、あるいは温かさといったものがあります。一方、言うまでもなく、新しく便利なものは、私たちの生活の中でなくてはならないほど大切な存在になっていますね。
 結びは、ぴったりの名言を引用してまとめることができました。大事なのは、「それをれの持ち味を最大限に使っていくこと」ですね。
                   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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