創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ら抜き言葉   ゆうたん

 ら抜き言葉は、あることができる、という「可能」において頻繁に現れる。ラレルの使い分けは面倒すぎるため、口はなにかというとすぐ手抜きしたがる。そして可能の表現をラぬきのレルとした。ら抜き言葉は永く批判の的になってはいるが、次第に多く使われるようになってきた。ら抜き言葉が手抜きであるのに理由はあるが、しかしそう簡単には受け入れられない。
 古いものにもそれなりの良さがある。私の住んでいるところでは、昔からずっと行われてきているお祭りがある。そのお祭りは、高さ約16メートルの柱に、雨蛙のお面をかぶった「舞男」と呼ばれる人が登り、周りに矢を放ったり、軽業を披露したりする。昔から毎年行われている雨乞いのお祭りらしい。大きなお祭りで、私も見に行ったことがある。命綱無しで柱の上で動き回る様子には驚いた。しかしそれが伝統なのだと思った。
 一方、新しいものにも良さがある。携帯電話、パソコンなど新しくできたものはとても便利である。例えばコンビニは、私の母が小さい頃はほとんど普及していなかった。母の家の近くのお店は、コンビニのように食べ物や文具がそろっていたそうだが、もちろんコンビニのように二十四時間営業ではなく、夜になると閉まってしまう。今、私たちは夜中でもコンビニがあるため、必要なものをすぐに買うことができる。このような新しいものは、今の私たちにとって必要なもので、決して無駄なものではない。
 確かに古いものにも新しいものにもそれぞれに価値がある。「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。」という名言もあるように、そのものの持ち味を最大限に生かすことが求められ、必要とされていると思う。
 

   講評   onopi

 今「ら抜き言葉」が氾濫しています。発音的にも「ら」がない方がいい場合が多いので、あっという間に広がったのでしょう。 第一段落で要約をした後、第二段落で古いものを肯定した意見が書けました。伝統は一つのことを何代にもわたって継続することでできあがってきます。あなたのおうちの近くのお祭りも長い間人々が思いを込めて受け継いできたものでしょうね。次の段落で新しいものの良さを肯定することができています。人々の求めるものに合わせて進化し続けるものは、使い勝手がよく、私たちの生活を快適にするために必要なものです。書いてくれているように決して無駄なものではありません。最後の段落は両方の意見を肯定した後、名言を引用して意見の総合化をはかることができています。自分の考えをもう少し書けるともっとよかったですね。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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