創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   かんそうぶん   おはろ

 私は小さいころ、家の近くを流れるわたらせがわから大切なことを教わった。水に流されて死んだ子どもの話がわたしの頭をかすめた。
「何もあそこにもだらなくてもいいんじゃないか。流されている私に今できる一番よいことをすればいいんだ」
歩けない足と動かない手と向き合って歯をくいしばりながら生きるのではなく、むしろ動かない体から教えられながら生活しようという気持ちになったのである。
 ぼくは一年前野球をやっていました。野球はほぼ毎日練習で、2週間に1回は練習試合がありまるでどれいせいかつのようでした。ぼくがへたになるにつれて下の学年からもほけつあつかいされて、まるで役人さんが位の下の人に子分扱いされているようなものでした。
 でもときどき、メジャーや日本のプロ野球の試合をみると、野球をつづけていたほうがよかったかなと思うけど、いまはぼくにとってホッケーをがんばるじだいだから野球のことはもうおしまないで、ほしのとみひろさんのように、今できるいちばんよいこと(ホッケーの練習)をしたいです。
 これからのじんせいについても、いろいろできなかったことでおしむことがあるかもしれないけどいまじぶんにいちばんできることをやっていきたいです。

   講評   kan

 こんにちは、おはろくん。しっかり書き上げて提出してくれました。5年生からは感想文課題が月に2回になります。長文の内容もぐっとむずかしくなり大変だと思います。できるはんいで書いて、少しずつなれていきましょう。
★第一段落 4年生のあいだは三文ぬきがきをしていました。5年生では、自分の言葉で長文をまとめる要約という項目を練習していきます。要約と聞くとむずかしそうかな? 今回のように重要なポイントをしぼった三文ぬきがきからチャレンジしてみてもいいです。
★第二段落 項目の体験実例を入れられましたね。しかも、ふたつのたとえを入れながらチームの状況をわかりやすく説明できました。日本のスポーツ界では「どれいせいかつ」が当たり前のようになっています。大きな問題点だと思います。
★第三段落 これはうまい! 長文の内容にあわせ、「おはろくんの今できること」を考えてみたのですね。そうです、過ぎてしまったことにしがみつく必要はないですもの。おはろくんのかつやくのぶ台はホッケーなのです。
★第四段落 そうですね。人生は、いっしゅんいっしゅんの積み重ねです。今を大切に過ごしていくことがいちばんですよね。

 今学期は●わかったこと という項目があります。第四段落のまとめで使ってみましょう。たとえば、最後の一文をこんなふうにしてみよう。

 いまじぶんにいちばんできることをやっていくことが大切だとわかりました。

また、文末は常体(〜だ、〜であるという書き方)にしましょう。次の電話で説明しますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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