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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   NO MORE くだらない物   かひれ

 べつにすてきなものでもないし、たいしたものでもない。それでもくずかごは、私たちと日々をともにしている。しかし、部屋に大きなくずかごを一つ、心の広い友だちとして置くだけで、何かが変わってくる。
 私は、初めてこの話を読んだとき、「べつにすてきなものでもないし、大したものでも—。」に何か似たエピソードがあった気がした。昔から私のカンは、まるで占い師のようにさえている。きっと思い当たるだろう、そう思っていた。そして、今になってやっと思い出した。これはいつの話だと言うまでもない、毎日の事だ。
 今日も母と家の近くのショッピングセンターに行った。私は買いたいものがあったので、母について行ったのだ。目当てのものが見つかったので、私はレジに並んだ。その時レジのちょうど手前に、ずっと前からほしかったライトペンがあった。私はおねだりが下手だから、いつもどおり、ほしいものをへの字まゆ毛で見つめた。
「何、それがほしいの?」
「・・・う、うん。」
見事に母は気づいてくれた。 
 それからしばらく話し合ったが、ライトペンは結局買ってはもらえなかった。
「こういう物がほしくなる年頃なのね。でもね、『足るを知る』ということを分かってもらいたいわね。」カンはいいが(自画自賛)、ことわざ攻撃には弱い私だった。
「こういうお店ではね、すぐに新しい品が出てくるの。それを見るたびに買っていたらキリがないでしょ? 本当に自分に役立つ、必要なものだけにしないとね。」
「はあ、ごもっともです…。(心の中で)」
 こうして私は、おさいふにもやさしい、自分に役立つものを買うようになったのだ。
 私は、このような経験上、分かったことがいくつかある。それは、本当に大切なものは、流行に合わせたものではなく、自分の生活に適したものだ、ということだ。

   講評   ouma

 エリザベスさん、こんにちは。
 やっと春らしくなってきましたね。
 エリザベスさんは何か春を見つけましたか。先生は食いしん坊だから、タケノコや山菜を色々と工夫して食べようと思っています。
 今回は苦手な感想文だったけれど、とてもよく書けていますよ。
 特にお母さんの言葉がすごくいいです。すてきなことを教えてくれる、立派なお母さんですね。誇りに思って下さい。

 要約をきちんとまとめられました。
 「昔から私のカンは、まるで占い師のようにさえている。」のところは、的確なたとえが使えました。
 次の段落では、自分らしい体験実例をくわしく、楽しく書けています。
 「私はおねだりが下手だから、いつもどおり、ほしいものをへの字まゆ毛で見つめた。」のところは、エリザベスさんらしい、いい文です。
 お母さんとエリザベスさんの会話のところが特にいいですね。
 「足るを知る」という大切な言葉を、きちんと理解した、素晴らしいまとめができました。世の中のみんながこのことを分かっていればいいのにね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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