創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の本性を隠すこと   いすも

 その昔、サングラスを持つということは、ちょっとした冒険であった。サングラスというのは、世間に対して少しばかりうしろめたいところのある人がかけるものであって、当然ながら周囲からそれらしい目で見られる。もちろん、今はもうそんなことはない。そんなものをかけているからといって誰も、振り返って見たりはしない。今後、自分の本性を隠して、他人と付き合うことがますます多くなっていく社会が問題となるだろう。
 その原因として考えられる第一は、インターネットの普及だ。今の時代、インターネットでの犯罪や出会い系サイトなどがどんどん増えていっている。インターネットでは顔がわからないので、高校生のふりをする中年の方々が女子高生を引っ掛けて犯罪を起こす問題が次々と出てきている。騙された女子高生はレイプされたり、時には殺されたりすることもある。そのほかにも、男なのに女になりきって相手を引っ掛けたりと、もうめちゃくちゃである。このような事件はほんの最近増加してきた。つい六、七年ぐらい前からであろうか。インターネットやコンピューターが普及してきてすぐに、このような問題が起こってしまったのだ。知り合いでない限り、インターネットを通じて人と会話することは、恐ろしいことである。相手が誰かわからない限り、できるだけインターネットでの会話は避けるべきである。
 第二の原因はひきこもりが多くなっていることだ。現代、週末でも外出する人が少なくなってきた。インターネットやテレビゲーム、携帯電話やテレビさえあれば、どこに行かなくても家で満足してしまう。特にゲームやインターネットは楽しみが多いので飽きることなどないぐらいだ。だから一日中画面に目を向けて過ごす人々が急激に増えてきている。こういうインドア派の人々が増えているせいで、インターネットの犯罪が目立つようになってきている。例えば、自分のルックスにコンプレックスを持っている人々などでもインターネット上では痩せててかわいいキャラクターになりきることができる。このように、ひきこもりが多くなってくるにつれ、インターネット上の犯罪も増えていくというわけだ。
 確かに、自分の本性を隠して他人と付き合うことも良いかもしれない。現実ではいじめられていたり、太っていることにコンプレックスを持っている人でも、インターネット上では別人になりきることができる。だが、やはり顔も性格も定かではないインターネット上での交流は危険である。知り合いはともかく、まったくの他人との会話はなるべく避けることを心掛けたら良いと思う。結果的に、自分の本性を隠して他人と付き合うことは、果たして自分にメリットを与えてくれるのだろうか(自作名言)。

   講評   ogi

 いすもさん、こんにちは。じっくり考えて、じょうずにまとめあげましたね。

【第一段落】 社会問題の主題の書き方がじょうずです。本性を隠したままでは、本当の人間関係を築くことはできませんね。
【第二段落】 インターネットは便利である一方で、インターネットを利用した犯罪は後を絶ちません。相手に顔が見えないことで、大胆になってしまう人もいるのでしょうね。インターネット犯罪は取り締まるのが難しいところが問題でもあります。
【第三段落】 インターネットには、「はまりやすい」という面もあります。パソコンがあってネットにつながっていれば、家にいても世界中を自由に行き来することができます。それゆえに、引きこもってしまう子供や若い人が多くなってしまいますね。ふさわしい原因を挙げることができました。
【第四段落】 じょうずに書けています。最後にもう一度、生き方の主題でしめましょう。

      

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