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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私という存在   なまず大使

 「私」という人間がこの世に存在しているということほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。いったい「私」とは何ものであろう。成長していく子どもを見ると、その時期に応じて「私」という感覚を身につけていくのがわかる。たましいというのは、直接ちゃんと定義するなどということはできない。しかし、それがあると思ってみると、人生を何倍か豊かに味わうことができることは事実である。(要約)(構成図)
 確かに、自分を客観的に見ることである程度「私」を説明することができる。それは、新たな先生への自己紹介の紙を書いているときに良く分かった。クラス・出席番号・名前や特技、趣味、好きな曲、好きな教科、嫌いな食べ物などを書くのがほとんどだ。この自己紹介の紙を書いてもらうことで、先生はその人の特徴を覚えることができるのだろう。生徒のことを覚えなければならない先生にとってそれはとても良いことである。私は実際、小柄な人間だと周りから第一印象を受ける。小柄なあの子は、影山君と覚えられるのがほとんどだと思う。人間は、外見でほとんどのことが決まってしまうこともあるのだ。(複数の意見1)
 しかし、人間は外見では分からない、生きている意味というものを一つ一つ持たなければならないと思う。例えば、この世に全く同じ名前の人がいても、まったく同じ身長の人がいても、それぞれ生きている意味が違う。夢や目標を持って生きている人もいる。見た目9割などとは訳が違う。人間には、その人しかもっていないものが必ずある。それは、外見では表せないものばかりである。生きることに大きな意味を見つけ出すということは、悪くないと思う。生きることの意味とは、夢であったり目標であったりする。私も、身長以上の大きな夢を掲げている。夢や目標があれば、人間は人生でいろんなことができるのだ。(ユーモア表現)(複数の意見2)
 このように、人間には、外見で単純に分かりやすく説明されてしまう自分と、自分自身にしか分からない、内心の自分がある。確かに、両方とも大切であるが一番大切なのは、自分というものに、はっきりとした自覚を持つことだと思う。「自分の人生は、自分が主人公だ」という名言があるように自分自身というものに自覚がなければ、自分の人生は進まないのだ。私は、今日も自分の目標に向かって走っている。(総合化の主題)(名言の引用)

   講評   kaki

【1段落目】
全体から要約ができました。要約のあとに、自分の身長や血液型等、身体的特徴の説明をして「このように、『私』というものを説明するためには、いくつか方法がある」と、2.3段落目につながる状況説明を簡単に入れてみよう。
【2段落目】
「自分を客観的に見ることである程度『私』を説明することができる」と1つ目の意見を書いた後に、実際に学校であった出来事を入れたところが、とてもわかりやすかったです。人が外見から第一印象を受けることが多いということがよくわかりました。
【3段落目】
「しかし、人間は外見では分からない、生きている意味というものを一つ一つ持たなければならないと思う」と、もう1つの意見が挙げられました。身体的特徴や名前が同じ人が存在しても、絶対に違うものとして「生きている意味」を挙げたところが、おもしろい。また、生きている意味というのが何なのかを説明したところもよかったです。欲を言えば、ひろと君自身の身長以上の大きな夢や目標も入れて欲しかったな。「こういう考えを持っているのは、世界で私だけのはずだ」というふうにね。
「身長以上の大きな夢」大ウケです!
【4段落目】
この部分のまとめかたは、早くもマスターできたね。名言の入れ方といい、結びの文といい、「一番大切なものはCである」の表現も文句なしです。
世界で自分というものは、ただ一人です。たとえ技術が飛躍的に発達してクローン人間が誕生したとしてもね(笑)。どういう状況においても、「私は私だ」という自覚を持っていないといけないね。


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