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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生活に必要なもの   Qちゃん

  いつもそこにあってそこに見えているのに、だれも見ていない。どんなにすばらしい部屋であっても、屑かごはみすぼらしくてかまわない。そうであってすこしも奇妙におもわれることがないということこそ、むしろ、奇妙なことではないだろうか。そして、ようやく部屋の片すみに置きわすれられたままのみすぼらしいくずかごに目をとめて、どれほどこの日々に欠かせぬ仲間のことをないがしろにしてきたことか、いまさらのように思い知るのだ。《要約》
 私はたまに母に言われて机の整理をしてきたが、いつもあまりゴミは出ない。だからきっと、机の中には必要でないものは、入っていないと思う。机とちがい必要ではないものがつまっているものといえば押入れだと思う。昔遊んでいた人形や、積み木などがいっぱい入っている。でもなかなかすてられない。
 私はくらしの中で必要だがあまり目立たないものは時計だと思う。この前、駅の近くに合った銀行の時計がなくなっていた。
「いつの電車に乗るときいつも見ていたね。」
と。母がいっていた。言われてみれば確かにその時計で、電車の時刻を確認していたと思う。他にはおとといぐらいに姉の時計が動かなくなっていたらしい。はずして学校に行ったらしい。
「でも授業中に見ようとしちゃうな。」
といっていた。私が時計で困ったことがあるのは、時計のある居間とはなれた自分の机で宿題をしていた時だった。机に時計が置いてないのでまるで働きアリのように何度もろうかを往復しなくては時刻がわからなかった。とても大変だった。《体験実例》《まるで》
 やはりくずかごや、時計は生活に必要なものだということが分かった。《わかったこと》

   講評   tama

 ふだんは目立たないけれど、なくては困るものについて考えることができました。Qちゃんは、必要なもの以外は身の回りに置かないようにしているということなので、きっとそれぞれを大切にしているのだろうなと思いました。

≪構成≫ 要約がうまくできました。

≪題材≫ 押し入れの中の捨てられないおもちゃは、そのものよりも「思い出」を大切にしているということかもしれませんね。
 時計は、日常生活にあって当たり前のような存在ですが、ないととても不便ですね。

≪表現≫ 「まるで働きアリのよう」・・・あっちへ行ったり、戻ってきたり…忙しく動き回る様子が目に浮かびます。ゆかいなたとえです。

≪主題≫ 私たちの生活に、本当に必要なものは何なのかを考えると、持つべきものがわかってくると思います。


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