国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   具体的な目標とは・・・・・・   ともじろう

「こんな仕事があるんだ。」
「ドン、いてっ。何でこんな所に壁があるの?」
僕は、パソコンでユネスコの世界遺産について調べていた。世界遺産を登録するという仕事があったのだ。あわててお母さんに知らせようとして立ち上がった時に、頭を壁にぶつけてしまった。
 僕は世界遺産が好きだ。その理由は、テレビ番組で世界遺産を初めて見た時に、中に吸い込まれるような感じがして感動したからである。僕は海外旅行も好きだ。行った事の無い所に行けるし、日本とは違う環境で育ってきた人と会うのがとても面白いからだ。僕にとって三度目の海外旅行で、初めて世界遺産を見た。それはソウルにある「昌徳宮」という所だ。あまりのすごさに、感動して声が出なかった。映っていたビデオを見ると、僕はまるで魚のように口をパクパクさせていた。昌徳宮に行ったことは、今でも昨日の事のように覚えている。この感動をきっかけに、世界遺産の本を買ってみた。少し読んだだけで、この本にとりつかれてしまい、お母さんに呼ばれているのにも気付かなかった。この本には、続きがあると書いてあった。僕はのどから手が出るほど続きの本が欲しい。すっかり世界遺産にとりつかれた僕は、インターネットで世界遺産のことを調べてみる事にした。すると世界遺産を登録する、ユネスコという団体があるという事が分かった。ユネスコの仕事は、世界遺産に立候補した国に行き、その立候補した物を見て世界遺産に登録するか判定する仕事だ。「将来この仕事をするぞ。」と僕は決心した。
 お母さんに、子供のころの将来の夢について聞いてみた。すると、
「お母さんはお料理の先生になりたかった。毎日お料理はしていたけれど、どうしていいか分からなかった。ただばく然と思っているだけで、具体的には行動しなかった。それを失敗したと反省している。」
だから僕には、好きなことをどんどん調べてなりたいものになるために自分に必要な事は何か、具体的な目標を持って欲しいということだ。僕はお母さんが言いたいのは、歳月人を待たずという事だと理解している。僕は、ユネスコのことをもっと詳しく調べて、具体的な目標を持とうと思った。
 人間にとって具体的な目標とは、夢を大きくするためにあるのだと思う。
「へー。ユネスコに入るためには、こういう事をすれば良いんだ。」
こういう言葉が子供のうちに心から出てきたらいい。

   講評   taimu

 こんにちは。いいお清書になりましたね(^^)。

5月もともじろうくんの作文楽しみにしています。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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