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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間の内面的部分   おめか

「子供」の問題は、囚われない眼であるがままに見なければならないのに、これほど出来合いの知識によって蔽われている領域はほかにないと思われるからである。そこでは多くの知識が惰性系つまり「見えない制度」と化しやすいのだ。そのことがもっとも極端なかたちで出てくるのは、「子供」あるいは「教育」の専門家たちによるレッテル貼りの問題である。そして、専門的な知識が「見えない制度」として拘束的に働くとき、その担い手になるのが職業的専門家である。
その原因として第一に、専門が細分化されすぎたためだ。私は、来年大学受験を控えている為、よく大学のオープンキャンパスや説明会などに出向いて、その大学の特色や興味のある学部学科について知る。その際、よく感じるのが「学部学科の多さ」である。自分の志望している系統と違う学部学科でも、説明を耳にすることがあるが、例えば「文学部・コミュニケーション学科」で学べるものの中に「マスコミ論」があるとき、同じ大学の「社会学部・社会学科」でも同じ「マスコミ論」を学べることもある。多少の違いはさておき、それぞれの専門分野で別れていても、結局はどこかで繋がったり同じだったり…ということが多々あるわけで、つまり専門が細分化されすぎて、それぞれの視点が多くなってしまい、また食い違いも起こり、結果的にバラバラになってしまったのであろう。
第二の原因として、権威や肩書きを重んじる日本の社会の伝統だ。私の学校の教員採用試験の必須欄には「大学院卒」という文字が書いてある。つまり「大学までではなくて大学院に入って卒業していないと、うちの学校では採用されません。」という意味である。確かに人に物を教えたり、育てたりする職業なのだから、「大学院」で学んだことが必要であることが出てくるかもしれない。だが、学歴が良いだけが良い教員とは言い切れないと思う。教師も人なのだから心があるし、学校でだって、勉強だけを教えているわけではないはずだ。その人の学歴や学んだことだけでは、その人の良さは伝わってこないしわからない。けれど学歴を覗いた部分で、その人の性格や趣味や考え方などの内面的な部分の良さを、少しでも理解して採用して貰いたい。
確かに、専門的な知識やデータなどはもちろん世間で必要になってくるし、というより必要不可欠だ。しかし、「人間が想像したことは、必ず人間が実現できる。」という名言にもあるように、知識やデータをアテにして、「限界」を感じてしまってはならない。知識やデータはあくまでも結果論であって、それを覆すことができるのが「人間」なのだと私は思う。

   講評   hira

迷ったらやる(笑)! たくさんの経験が自分を肥やします。太っちゃマズイケレドネ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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