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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   規則とは絶対か   きへあ


 ラレルは勤勉な助動詞である。この助動詞は四つもの働きを持っている。私達はラレルの使い分けは面倒なので、少し整理して簡潔にしようと心の中では思っている。もう一つ、敬語も面倒である。そこで、正規のラレルに敬語(尊敬)は任せて、とりわけ可能の表現をラレルから独立させ、ラ抜きのレルにすることにしたのだ。しかし、言語というものはその本質においてきわめて保守的なものであるので、そう簡単には言語多数決の原理だの言語経済化の原理だのを受け入れれない。いや、受け入れられないのだ。
 やはり、古くからあるものを大切にするという面で、ラ抜き言葉を承認するわけにはいかないのではないか。例えば「ことわざ」というものについて考えてみよう。私達がよく使うものの一つとして、「急がばまわれ」ということわざがある。これは急いでいる時こそ、落ち着いて行動すべきであるという意味であるが、今も昔も大切にされていることわざである。この言葉が作られたのは平安時代あたりらしいが、当時と今は文化的には大きく変化しているが、根本的な部分はあまり変わっていないのかもしれない。したがって現代を生きる私達が、ことわざのように昔からあるものに教えられたりすることもあるのだ。
 しかし一方で、新しいものを認めていくことも必要であると思うのだ。例えば「携帯電話」であるが、これは私達にとってなくてはならないものとなっている。どこにいても連絡を取りたい相手とすぐに会話ができたり、メールを送ったり受けたりと、本当に様々な便利な機能を搭載している代物である。その一方で、携帯電話をめぐって様々な事件が起きていることも事実だ。そのため、安全性を問われると、まだまだ改善すべきところは沢山あるにちがいない。しかし、現代人の一番大切なものは携帯電話である、と私の学校の先生も言っていた通り、携帯電話とは私達にはもはや不可欠なものになっているのである。そのようなことを考えると、新しいものを認めていくことは、避けては通れないことなのではないだろうか。 
 古くから続くものを大切にしていくこと、新しいものを認めていくこと、これらの意見はどちらも間違っていないと思う。しかし、最も大切にしていくべきなのは、「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言があるように、一つ一つのものの良さを生かすことができる力を付けることである。

   講評   kira

 きへあさん、こんにちは。5月もさわやかにがんばりましょう。


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