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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   歩いてはじめてわかること   ポチト

 科学文明が発達すると、色々なものが便利になる。便利になる、ということは、手間が省け、面倒なことを気にしなくてすむ、ということだ。しかし、現代は便利すぎるあまり、手間のかかることで学ぶことができた大切なことが失われているのではないだろうか。僕は、手間がかかって、大変な道を通ることになるとしても、その大切なことが何なのかを学ぶことができる人間になりたい。
 そのためにはまず、手間のかけた生き方を尊重できるようになることだ。江戸時代、当然車が無かった時代なので旅をするときは馬か歩きになる。今からしてみればそれだけでも十分手間がかかって大変なことだが、松尾芭蕉は俳人でありながら弟子の曽良と共に全国をまわって旅をし、各地の俳句を作ったといわれている。弟子の曽良はいい迷惑だろうなぁ、と思わないでもないが、歩きでこの大変な全国一周の旅は決して無意味なものではないと思う。彼も全国をまわり、様々なものを見てきただろう。そこからうまれた様々な感情や思いを俳句という形にして、彼は俳聖とまで呼ばれてしまうような人になったのではないだろうか。僕も、手間や大変な事を乗り越えて偉人になった松尾芭蕉の人生は尊重すべきだと思うし、見習うべきだと思う。
 また、手間のかかる人生を歩もうとしている人の周りにいる人間も、その人が今行こうとする道のりに対して理解すべきだ。家庭科の授業で調理実習が小学校の高学年あたりから始まる。正直なところを言えば、いちいち自力で作ろうとしなくても、コンビニに行って金を払えばそれで手に入るのだ。しかし、自分の手でどんな材料を、どのようにして調理するかを知ることで、生活の知識を手に入れることができるのだ。
 確かに、手間を省いたり、面倒なことを避けて通るのは大切だし、賢い選択かもしれない。しかし、
「経験は、最良の教師である。」という名言があるように、まず自分で実際に調べ、歩くことだ。自分が歩いたり見たりして、経験したことにより、その人の生活力をもっと育てることが出来るのではないだろうか。

   講評   onopi

 生き方の主題がしっかりと書けています。よく頑張っています。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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