国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   イタズラ ラララ   メゾピアノ

 「せーのよいしょ。よし、これをむすんで。」
男子二人、女子一人でただいまイタズラ実行中だ。私はニヤニヤしながらこれからのことを頭をフル回転させて早送りで考えた。何回もためしてみたのだからだいじょうぶとか、男子二人は同じようなことを考えているのかなとか、へんなことを考えつづけた。ちなみに、イタズラとはこんなイタズラだ。かれ木のえだになわとびのかた方をかけ、もうかた方はかくれながら持つ。同じように木の根の近くのみきになわとびをむすびつけてもうかたほうは近くの何かの下にむすぶ。人が来たら足にひっかかるようになり、頭からなわとびが落ちてくるようになっている。成功したら妹に言おうかな。私はむねをはってはりきった。まるでもえさかる、じごくの業火のように私の心はもえた。もちろんとってもごうかな業火でごうごうかっかっともえましたよ。でも、いくらもえてもだれもこなかったのです。ショボーン。なんかみょうに、男の子の声が大きく聞こえてくるような感じだ。遊びが終わって仲よしの友だちから聞くと、
「あっ、あれねー。どっから見てもバレバレだったよ。」
自分ではしょうちのはずだったけど、ますますショボーン。でもけっきょくイタズラをすると(しようとするとでもいい)すずしい風が心の中にサァーッと入っていくような気がする…。
 ママにイタズラは何をしていたか聞くと、じっさいにやってくれた。ママは私のかたをたたいた。私がふり向くと人指し指で私のほっぺをおした。ちなみに、男の子は教科書の正岡子規をおもしろがってかみの毛をえんぴつで書いていたらしい。子規さん、心にキズがついたでしょう。
 イタズラは、聞いたり思い出したりしただけで、笑ってしまうもの。どがすぎるとバツだけどやると満足感がいつのまにか心に入っている。そして心の中でヤッターの歓声がこだまするから私はイタズラは好きになりました。でもしょっちゅうやっているわけじゃない。だってイジワルにかわるからです。こうもなってくると満足感ナシになります。チョコットのイタズラはすごいすがすがしいので一回ためしてはいかが。

   講評   hirari

 いたずらを作戦中のわくわくした心の中や、実行して失敗に終わったことを、いきいきと書くことができました。楽しい作品ですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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