低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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きけんなミイラ取り さやか
中世から十八世紀のヨーロッパでは、このミイラが「医薬品」としもてはやされた。ミイラをくだいていて粉にしたものを、けがした人や病気の人にのませると、とてもききめがあるといわれた。
でもね、ほんとは「ミイラ」には医薬品としてのききめはなかったんだって。
ミイラのことを調べてみたら色々と発見があった。最初は、はだかでそのまま土にうめるだけだった。そのうち、死体にぬのなどをまいて、土に埋めるようになった。だが、こうすると、かわいた土にうめめるのとちがって、水や空気にふれてくさってしまう。それでミイラができた。
ミイラにもランクがつけられている。王族の人たちは、手間をかけてぜいたくなミイラだ。でも、身分がひくい人はつつましく作った。
ミイラの作り方についても調べた。まず、鼻のあなの中からのうみそを取り出す。次に、どう体に小さなあなを開けて,かんぞう、はい、いとちょうを取り出す。この時、心ぞうだけは、生き返る時のために体内にのこさなければならなかった。取り出された内ぞうはカノプスつぼとよばれる、四つ一組のつぼに入れられる。それから死体につめものをして、
固形のナトロンで体をおおってかんそうさせる。
四十日ほどたって、死体全体がかわいたら、きよめて、油や薬草などすりこむ。
内ぞうを取り出すために、開けたあなをぬい合わせる。そしてうでをむねの前で組み合わせる。最後に、体全体を金やほう石でかざる。ミイラ作りはまるで手術のようだ。
もし、だれかが生き残ってミイラを持って帰ったとしても、わたしはミイラを自分の手で持ったら、ゾクゾクしてミイラを落としてしまうので、ぜっ対「ミイラ取り」には行かない。なぜ、落としてしまうかというというと、生きている人間ではなく、死んでいる人間だからだ。
わたしはきけんを知りながら、「ミイラ取り」に行く人がゆう気を持たないといけないと思う。なぜかというと命に関わることだからだ。
今回、ミイラのことを調べたけれど、まだほんの一部しか知らない。だからこれからもミイラのことをたくさん調べて、たくさん知りたい。
講評 onopi
ミイラについてよく調べてあります。調べたこと中心の感想文ですが、清書の時にうまくたとえを使うことができたと思います。
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