対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大好きな読書   クローバー

 読書の楽しみは、一人でできる楽しみだ。しかも、当方の体力とはほとんど関係がなく、カネもかからない。「ヴィジュアル」な情報と活字情報などの言葉による情報とは、互いに他を補うので、一方が他方を駆逐するのではないし、一方が他方に代わるものでもない。要するに、活字時代の後に「オーディオ・ヴィジュアル」の時代が来たのではなく、活字情報に「オーディオ・ヴィジュアル」の情報が加わったということだ。読書そのものに伴う楽しみの種類は人、本によって違うだろうが、読書の楽しみは無限だ。でも、面白そうな本を読みつくすことは、誰にもできない。本を沢山読むということは、日本語を沢山読むということであり、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということもある。本を読んで日本語の文章を楽しむことも、読書の楽しみの一つだ。
 私は、面白い本を読んでいるとき、本が自分を本の中の世界に連れて行ってくれる。そしてその世界から現実の世界に戻って来れなくて、歩きながら本を読みたくなったり、眠ったら夢の世界の中で本の続きを勝手に作っていることもある。そのように、本は現実にはない、楽しい世界、優しい気持ち、美しい時間、時には面白い人生まで味あわせてくれる。本は、夢のようなひと時を与えてくれる、浦島太郎の竜宮城の乙姫様のようなものだ。そのほかに、「我輩は猫である」など、昔の有名な本を読むことによって、独特な昔の日本らしい言葉、難しい言葉、有名な日本語の文章を知ることができるのだ。
 ところで、今私がはまっている本は「ダレン・シャン」という大長編物語だ。その物語は、ダレン・シャンという男の子が、奇怪なサーカスの後、衝撃的なものを見てしまい、人生が変わってしまった。その後、友達の命を救うため、半バンパイアになり、バンパイアの手下として、さまざまな困難を乗り越えながら、一生を過ごすという物語だ。まだ私は4巻目だが、時間のあるときはいつでもダレン・シャンを読んでいる。なかなかダレンのバンパイアの世界から抜け出すことができないのだ。お友達が、同じダレン・シャン氏が書いたもうひとつの物語も面白いと言っていた。ダレン・シャンが読み終わったら、その本も読んでみたい。
 人間にとって本は日本語を知ったり、情報収集したりするのに大切なものである。そして、人間にとって読書は心を豊かにし、自分をさまざまな気持ちにさせてくれる心の宝箱のようなものである。私も、これからもたくさん本を読んで、心を豊かにしたい。

   講評   hoemi

《構成》 長文の内容を簡潔にまとめることができています。
《題材》 本は私達を夢のような世界に誘ってくれるものですね。本から私達は非常に多くの情報のみならず、人生をより豊かにしてくれるための多くの要素を与えられていますね。クローバーさんが目下夢中になっているという「ダレン・シャン」は多くの人に読まれているようですね。似た話を充実させることができました。
《表現》 「まるで浦島太郎の竜宮城のおと姫様のよう」と、たとえることができました。本の世界の素晴らしさをたとえるにはもってこいのたとえですね。
《主題》 「人間にとって本とは」と大きくまとめられました。実際に本を読んで、本の素晴らしさを実感しているクローバーさんだからこそ導けた結論ですね。これからも本との出会いを大切にしていきたいものですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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