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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   軽薄短小の文化   しんご

 あらゆるものがカジュアルになっていき、さまざまな機器の圧倒的な便利さと引き換えに、「傾聴」したり「注視」する面倒な手続きがどんどん失われていく時代のなかで、「真面目」で「傾聴を迫る」クラシック音楽はほんとうに伝統芸能化せずに生きのびられるか、と心配したのが杞憂だったかのように、それは今ではおしゃれなファッションにさえなることができる。しかし、こうしたことがすぐにクラシック音楽の啓蒙になり、普及につながる、などとは早合点しないほうが良い。たんなる「楽想」と、有機的統一体として仕上げられた「音楽作品」の違いは画然としているのだから、音楽作品とは本来切断してはならないもののはずなのに、それを切り刻んで差し出すコマーシャルの十五秒間は、もはや西洋近代のひとつの極限的な文化のかたちというより、おびただしく流通する商業音楽を飽食するなかでこそ光るエスニックのような新鮮さなのかもしれない。クラシック音楽というのは、どちらかというと「難しい」と思われがちだが、コマーシャルの十五秒のクラシック音楽は、そういう体験には程遠い、どころか、その入り口でさえないのではないか。しかし、クラシック音楽の一部分を十五秒で流すような軽薄短小の文化に流されるべきでない。
 そのためには、物事の原点に目を向けることだ。私は、先日観たあるミュージカルにとても感動し、ミュージカルに興味を持ったのがきっかけで、他の舞台を見たり、インターネットでミュージカルの歴史について調べるようになった。
 第二には、学校教育などでもっとじっくり物事を考える場をつくることだ。すぐに正解を要求する今の世の中では、ノーベル賞を受賞した田中さんや小柴さんのような素晴らしい人は生まれないだろう。
 「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。
」という名言があるように、軽薄短小とは社会の流行ではなく、社会の病弊なのだ。

   講評   suzuyo

 しんごさん、こんにちは。もうすぐGW。何か予定はありますか?学生さんはそれどころではないのかな!?

第1段落
 要約自体は良くまとめられています。ただ、字数のバランスを考えると少し長すぎます。自分の言葉に書き換えることで、200〜250字前後でまとめてみましょう。当為の主題設定はよくできています。
第2段落
 方法の一つ目を挙げることができました。体験実例は、まだまだ詳しく書いていけそうですね。何のミュージカルだったのか、どこに感動したのか、調べたことでミュージカルのどんな原点をみつけることができたのかなど、具体的に書いてみましょう。
第3段落
 二つ目の方法、社会実例を挙げることができました。具体的にどんな授業があれば解決するのか、なども書けると良いですね。
第4段落
 反対意見への理解が抜けてしまったかな?自作名言にも挑戦してみましょう。キーワードを参考にしてみてください。最後は当為の主題に戻ってまとめることができました。

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