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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   コインは丸だけではない。   おたまちゃん

ふだん私たちはコインを丸いものと見なしている。けれども、もちろんコインは、年じゅう円形にみえるわけではない。しかし、ものはためしに「コインは長方形だ」という文を口にだして言ってみると、なぜか、まことに異様な発言をしているような気がする。私たちは日常において、いつもある視点からある光景を見る。このようにかんがえてみると、レトリック感覚は、発見的な認識には欠くことができない上に、人をできるだけよく理解するためにこそ必要なのだ、ということになる。物事を多角的に見るのはよいことだと思う。理由二つある。
 第一の理由は、緑の野菜は野菜の味がする。でも、からいものもある。例でいえばわさび菜がそうだ。わさび菜は、何もしらなければ緑の野菜。だから、緑の野菜といえ、ピリッとからいから、見た目とはちがうということがみえてこない。こんなお話がある。ふだんはもの静かでおしとやか。長い髪に銀ぶちの眼鏡。こんな感じの部長なのに、げんこうしめきりが近づくと—。いつもはやさしく接してくれる部長が鬼になる、という。普段はおしとやかな部長が鬼になるというところを想像するのはおもしろい。ふだんは創色系男子っぽさがモテたのに、文化祭などでははりきりすぎてドン引きになったのと同じだ。一面的な見方だと、やさしくみえても、実はギャルみたいにこわいという場合もあるのが弱点だ。
 確かに、物事を一つの方向から深くみていくことも必要である。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物である。」という名言もあるように、物事を多角的に見なければ見えてこない部分も多いものだ。

   講評   ogen


 おたまちゃん、こんにちは。
 清書をきちんと完成させられたね。すごい!その調子!
 読解問題も出来たね。いつも本当にえらいなあ。
 今度の5月3日は祝日のため休み宿題です。私からの電話はないけれど、作文はいつも通り書いて送ります。「ヒントの池」などを参考に自力で書くか振替の電話をして下さい。
 課題は「数年前、森林関係の研究所に」の感想文です。理由その1の似た話として、何でも値段をつけようとしないで、その物の本当の良さを見ようという話を。理由その2は、お金にすると価値がないかもしれないけど、自分にとっては大切な物があるという体験談を書こう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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