国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   考えて生きる   なまず大使

 ラレルは、四つの仕事を同時に受け持つ、じつによく働く勤勉な助動詞である。「この図書館では週刊文春が見られます」というふうに、あることができるということを表すつまり可能を表す。ら抜き言葉は、この「可能」において頻繁に現れる。そこで「見られる」「来られる」「起きられる」など、正規のラレルに敬語(尊敬)の表現を任せることにした。私は、ラレルの言葉は昔から使われていて丁寧な言葉で言いと思う。その一方ら抜き言葉など新たに便利な言葉が生まれることも必要ないとは言い切れないと思う。(要約)(状況説明)
 確かに、昔からの伝統は大切にすべきである。例えば、「下駄箱」というものもその一つである。学校に誰も下駄を履いてこなくても、靴を入れる場所を下駄箱というのは、やはり昔から引き継いできたからだと思う。そして、誰もが馴染みやすい名前である。昔からいろいろな習慣が伝わっていることで今生きている人が、歯を磨いたり、ご飯を作ることができるのだ。だから、古くからの正しいことをそのまま伝えて行くのは大切だと私は、思う。(複数の意見1)(体験実例)
 しかし、新しく便利な考えをどんどん取り入れていくことも大切なことである。やはり、昔の伝統ばかりの習慣では、人間も飽きるだろうし、もっと便利なものを求めることになる。それが、今のら抜き言葉である。私は、ら抜き言葉以外にも、「〜とか」で終わる文も最近は増えているということを学校で習った。「とか」は本来「〜とか〜」という使い方をする。つまり、「〜や」という意味だ。でも最近では、「〜など」という意味になりかけている。言葉は変化しすぎると、年配の方と喋るときに通じなくなってしまうので、気をつけなければならない点でもある。(複数の意見2)
 確かに、昔からの伝統を大切にすることや新しく便利を求めるのは大事である。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければいけない」という名言があるように、重要なのは、自分がどのような世の中で生きていたいか考えることである。それが一番大切なことであると思う。そんなことを考えながら、テレビのニュースを見る私だった。(総合化の主題)(名言の引用)(構成図)

   講評   kaki

【1段落目】
要約の後、長文に対する自分の考えが入れられました。
【2段落目】
「確かに、昔からの伝統は大切にすべきである」1つ目の意見が挙げられました。例に「下駄箱」を持ってきたところがおもしろい。以前の作文でも取り上げた「下駄箱」ですが、今では下駄をはいている人なんて滅多にいませんが、この名称がずっと残っているのは、下駄が日本文化を象徴するものの1つだからかもしれないね。
【3段落目】
「しかし、新しく便利な考えをどんどん取り入れていくことも大切なことである」と2つ目の意見も書けました。ら抜き言葉だけではなく、他にも変化しつつある日本語の例を挙げたところがよかったです。説明もわかりやすい。
【4段落目】
今回も名言のあとの「重要なのはCである」の部分がバッチリできました。「自分がどのような世の中で生きていたいか考えることである」という文から、時代に振り回されるのではなく、信念を持って生きていきたいという決意が伝わってきました。

・新しく便利を求めるのは大事である→新しく便利な考えを求めるのは大事である


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