創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人々が時間に   ウルトラマン

 人々が時間に追われるようになったのは、時計が発明されてからだ。さらにテレビ画面に時計が表示されるようになって、分刻みの行動が多くなった。しかし、人々の時間への関心は、時間にとらわれないことにではなく、時間の能率的な使い方に向けられているようだ。ぼくは時間を効率よく使うということも大切だが、時間にとらわれずに生きたいと思う。
 そのための方法としては、第一に時間を気にせずに暮らすことだ。ぼくが通う中学校では、中間・期末テストの一週間前になると、テストまでの一週間の計画表を作ることになっている。その計画表には、「この日は六時から九時までが塾」というように予定を書き込んでいくのだが、さすがに一日中休まずには勉強できないので、どこかに「自由時間」を入れる。しかし、この自由時間は果たして本当に「自由」なのだろうか。決められた時間内の自由は、本当は「自由」ではないのだ。結局は時間を気にして行動しなければならないのだから。幼い頃のように時間を気にせずに行動できれば、時間にとらわれずに済むだろう。
 第二の方法として、もっと余裕を持って生活することだ。マンガの『ドラエもん』には、のび太君が寝坊をして、慌ててパンを口に入れながら家を飛び出すシーンが出てくる。もっと早く起きれば慌てずに済むはずだ。時間に余裕を持ち、ゆとりのある生活をすれば、時間にとらわれることもないだろう。
 確かに、時間どおりに規則正しい生活を送ることも大切だろう。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言のように、ぼくは時間に縛られない主体的な生き方をしたい。

   講評   hira

 最後に書いてくれた「主体的」という言葉に全てが集約されていると思ったよ。『モモ』で時間泥棒されてしまうのも、自分の主体的な価値を見いだしていなかったからだよね。自分にとって大事なことをしっかり見据え、大事ではないことを見極めることが、結局は時間にとらわれないと言うことになるのではないかな。
■第一段落 要約 生き方の主題  
ポイントを押さえている。
■第二段落 方法一 体験実例  なんと、噂には聞いていましたが勉強計画表を提出するのですね。私はテストの度に「授業中集中して復習も終わらせ、テスト期間に楽をする」と誓っていましたが、ずっと誓い続けたまま(笑)。忙しい中学生が時間を気にせず何かに熱中した経験のほうがテストより(笑)収まりがいいかもしれません。
■第三段落 方法二 (ユーモア表現)  これはのびたの画像が頭に浮かぶ、ユーモアもあって楽しい実例でした。その通りだね。時間に追われない余裕が大事だ。
■第四段落 反対意見への理解 名言の引用 生き方の主題  「主体的」というキーワードが良かった。自らの価値観を大切に、時間そのものを楽しんで下さい。

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