国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新しいもの 古いもの   まりい

 ラレルは、四つの仕事を同時に受け持つ、実によく働く勤勉な助動詞であり、助動詞ラレルの四つの仕事とは受け身、尊敬、自発、可能を表している。ら抜き言葉は四番目の「可能」において頻繁に現れる。私たちはラレルの使い分けは七面倒すぎるから少し整理して簡便にしようというわけだ。こういう性向を言語経済化の原理と称する。ら抜き言葉はラレルよりレルの方が発音しやすく簡便でもあるため、よく使う可能表現をレルにしてしまったということもある。国語学者の研究がいろいろ進んでいるが、そう簡単には言語多数決の原理だの言語経済化の原理だのを受け入れられないのである。
 確かに古いものを大切にして正しいものを守るのはよいと思う。例えば「ことわざ」という昔の人の知恵は今も日本人の心にあるだろう。「急がば回れ」の使い方としては近道をしたら、野良犬に追われ道に迷ってよけいに時間をかけてしまった。という出来事に対して使うことができる。このように「ことわざ」は日本人の心情にぴったりだと思う。 
 一方新しいものをみとめることも大切だ。現代社会において多くの人が使用している携帯電話はその例だろう。相手がどこに居るか、何をしているかなどを機能によって知ることができるし、家にいなくても公衆電話が近くになくてもそれがあればどこでも電話できる。また現在、昔の言葉を使っている人はほとんどいないだろう。例えば手紙に「うれしきことかぎりなし」や「わろかりしかども」という表現を使う人はそうそういないだろう。古文では似た言葉でも今とは違う意味だったり読みが違ったりと言葉も新しく進化している。
 確かに古いものにも新しいものにも良さがある。しかし、「トランプが生きているのはそれが実際のプレーに使われているときである。」という名言もあるように、そのものにある持ち味、魅力を引き出すのが一番大切なことである。新しいものがよいとか悪いとか古いものがよいとか悪いとかではないだろう。私は新しいものも古いものもそれらのことをまずきちんと知って、そのものの良いところをきちんとと引き出せるようにしたい。

   講評   kira

 まりいちゃん、こんにちは。5月もさわやかにがんばりましょう。

 さっそく、本を読んでいますね! 先生も○○鏡かけて、読むぞー! (笑)


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