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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ものごとを様々な視点から見ること   きるれ

わたしたちは普段、コインを丸いものと見なすように、決まった方向からものごとを見たり考えたりしている。しかし、ものごとを様々な視点・角度から見ると、ものの真相を見ることができ、視野が広がる。視野が広がると、今まで興味がなかったものにも興味がわくようになる。興味がわくと、疑問に思うことを調べようとする。そこからまた視野が広がる。このような良い循環をもたらす、「様々な視点から見る」ことは良いものだと思う。
その理由は第一に、新しい発見があるからだ。わたしは小さい頃、人を見ただけで「あの人は気が合わない。」「あの人は目つきが怖いから、きっと性格が悪いんだろうな。」と勝手に人の性格を決め付けていた。しかし、少しずつ話していくうちに、「この人と合う話があった!」「この人は相手のことを気遣ってくれるという、優しい面もあったんだ。」と、いろいろな発見をすることができた。今例に出した子達とは、今でも仲が良い。もし、あの悪いイメージがわたしの脳にこびりついたままだったら、おそらくその子達と友達になっていなかっただろう。そうなると、わたしの周りにはいつも同じ子がいて、数少ない情報量の中で日々暮らしていたかもしれない。今思い返してみれば、あの時、挨拶から始まった短い会話のおかげで今のわたしが存在しているのだと思う。
その理由は第二に、ある決められた方向からものごとを見ると、真の姿が見えてこないからである。テレビや新聞、ラジオなどは声、あるいは映る範囲が決まっている映像によって情報を伝えている。しかし、その声以外の音や、映像が映る範囲外の状況はどうなっているのか。わたしたちは、自分たちに見える・聞こえる範囲だけの情報に流されないように努力すべきである。
確かにものごとを一つの方向から見ると、裏の悪い面が見えないという利点がある。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言もあるように、ものごとを様々な視点から見ることにより、良い面がたくさん発見されることも多いのだ。よってわたしは、ものごとを様々な視点から見るのは良いことだと思う。これからは、さらに様々な視点・角度から見て、いつもと違う世界を味わえたらいいなあと思う。

   講評   kamo

 書き出しを自分の文章に変え、いい清書ができました。
 5月もまた、この調子で頑張って進めていきましょう!
 

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