創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   いいとこ取り   はっピー

世の中には、クラシック音楽は、難しいという人が結構いる。その人たちが言うには、一曲が長いから退屈してしまう、まして、コンサート会場で長時間座っているのは苦痛だ、というのである。しかし、クラシック音楽の真髄とは、全身耳となって聴き通す時に、音響や、リズムなどの快楽以上の「作品」という包括的でドラマティックな意味関連が体験できることにある。コマーシャルの十五秒のクラシック音楽では、こういう体験にはほど遠い。 
 私は、全体を見る目を養うべきだと考える。その方法として第一に、時間を気にしないことである。全体を知ろうとするなら、それなりに時間がかかってしまう。たとえば、好きなミュージシャンについて知ろうとした時、全ての曲を聴いた方が、そのミュージシャンの思想がよくわかると思う。しかしながら、現代で、時間を気にせずそのような事に時間をかけることは、ほとんど不可能である。私は、高校に入って一ヶ月も経っていないが、中学の時より、格段に忙しくなっている。なかなか、全てを見る時間を確保することは、できない。
 第二に、ものに飽きないことである。小学4年生の頃に、私はサッカー部に所属していた。しかし、部活にもあまり行かず、行っても上手くないのでボールに触れなかった。かといって上手くなろうと努力することもなかったので、結局退部してしまった。最近になってサッカーの漫画やアニメを見ていると、やってみたいと思う事があるが、やはり小学4年の頃から続けていないと、サッカーの本当の楽しさを理解することは、難しいだろうと考える。全体を見る目を養うためには、続ける事が大切だと思った。
 確かに、良いとこ取りは現代社会において、重要視されるのかもしれない。会社でも効率よく無駄を無くして仕事をする人の方が、出世しやすい。高校でも同じである。無駄な時間を使わずに、生活する方が、勉強の能率も上がるだろう。しかし、「良いとこドリップではなく、まとめドリップ(笑)」という名言(迷言)があるように、良い所だけとっていても、面白味がない。あまり好きでない所を知るからこそ、好きな所に出会った時に、感動したり、嬉しくなったりするのだと思う。他からみれば無駄な時間といわれるような、時間を一緒に楽しめる友達がいる方が、よっぽど有意義な人生だと思う。だから私は、全体を見る目を持つべきだと思った。 

   講評   huzi

 なるほど。第二の【方法】の体験実例を今回のように入れ替えてみたのですね。飽きないを続けることに置きかえ、自らの経験をテーマに沿った形にまとめられました。
 さて、続けることが本当に価値のあることだと分かるのは、続けられた人だけ…かもしれないです。これから70年以上は続く人生。何か続けられることを探してみてね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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