低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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「文字」と「映像」で チョコボ
読書の楽しみは、一人でできる楽しみだ。設備もいらず、出掛けなくても楽しめることができ、体力もあまりいらず、かつ気の向くときに読める。一方、肖像写真などの「ヴィジュアル」な情報は、価値時なら何百字もいるところをいっぺんに伝えることができる。また、オーヂオなどは、文章では記録することができない、音楽を記録することが可能であるこれらはみな便利な点、不便な点、それぞれあるが、うまく使えば、互いに補えて便利になる。
私が今まで読んだ本の中で、一番夢中になった本といえば、L.M.montgomeryが書いた、「赤毛のアン」である。私はこの本が大好きだ。なぜなら、「好奇心旺盛」なところが、私に似ていて、共感できるところがあったからだ。パソコンの起動が遅いので、待っている間に、と思い、この本を読んだ。10章くらいまで読んだところで、
「ちょっと、パソコンか本どっちかにしなさいよ。」
と母に言われ、ハッと我に返った。まるでアンの世界にどっぷり漬かったようで、パソコンのことをすっかり忘れていたのだ。わたしはつくづく、
「本って面白いな。」
と思った。今まで、本に熱中するのは、とてもまじめな子ぐらいだと思っていたからだ。私はアンに本を読むということの楽しさを教えてもらったのだった。
ところで、私の友達には、
「本よりも映画のほうが好き!」
という人が多い。しかし、私は、必ずしもそうだとは思わないのだ。本には本で、音声と映像がない分、想像する楽しさがある。また、図書館で借りればお金もかからない。さらに、電車の中で読める。しかし、映画は音声と映像も出るので、分かりやすい。私は映画を観ると音が大きすぎて頭が痛くなってしまうのだが(笑)わたしは両方をうまく使えば楽しめると思うのだ。例えば、「ナルニア国物語」なら、本を読めば、
—ここのところ、アスランはどんな顔をしていたのだろう。
などと、疑問が出てくることがある。そうしたら、映画やDVDを見てもっと楽しむ。
私は、DVDやブルーレイなどが発達し、便利になったからこそ、活字も大切にすべきだと私は思うのだ。つまり、「文字」と「映像」で、楽しむということだ。「論語読みの論語知らず」にならぬよう、本を読めば、もっと人生が楽しくなると私は思うのだ。
また、人間は新しいものが出るとついついそちらの方へと傾く傾向があるが、本などの活字も大切にすべきだと私は考えた。活字の楽しさを教えてくれたアンへ。
「ありがとう。」
講評 miki
長文の暗唱、本当によくがんばりましたね。正確に覚えていて、先生に聞かせてくれました。すごい!
中学に進学し、なにかと忙しいようですので、これからも、umameさんが、できる範囲でかまいませんから、マイペースで、暗唱をやってみてくださいね。
清書、読解問題も、きちんと仕上げてえらかったです
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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