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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の存在   ひよこ

 私は好きな先生はいないが、嫌いな先生は多数入る。例えば、家庭科の先生は特に嫌いだ。自分が所属する部活の顧問でもあるが嫌いだ。なぜなら、授業は全く面白くないし、一人で意味もなく笑ったりしているし、生徒の好き嫌いというのもあるように見えるからだ。それがそのまま成績に出ていたからショックだった。テストの点数はその友達より私の方が高く授業態度も同じようだったのに、友達の方が成績が良かったからそれはとても頭にきた。ちょうどそんな時、皮肉たっぷりの先生が登場してくるdvdを観た。主人公がその先生の悪口を言っているときは私も気分が良かった。
 確かに、他人の価値観にふれる事は大切だ。考古学者のシュリーマンは、トロイア遺跡を発掘したが、なぜ発掘しようと思ったのかは、子どもの頃に貰った本からだった。トロイア戦争はそれまで伝説の話だと信じられていたが、その戦争は絶対にあったとシュリーマンは考えて、考古学者になろうと思ったのだ。このように本は私たちに生きるすべを探してくれる。だからこそ大人は子どもに本を読めというのだ。
 しかし、周りの人の力を借りず生きて行くことも大事だ。私の担任の先生は「友達にベタべたひっつくな自分で生きろ。じゃないと世間では通用せん。」とよく言う。グループになってしまうと狭い世界に入って周囲の様子が見えず成長の機会を逃すからだ。私もグループにはなっているが、いろいろなグループに入っている。たまに、一人でいることもあるが、その方が気持ちが安らかになった。けれど、一人で入ると情報などが耳に入らないから、グループにいるときはどれだけ友達に頼っていたのだろうと思うと情けなくなってしまった。
 確かに、自立して生きることも、他人の価値観にふれることも大切だ。しかし、最も大切なのは、自分とはどんな価値があることなのか考え続けることだ。「デモクラシーとは、奴隷にも主人にもなりたくないことである。」という名言もあるように、前者と後者で自分の骨組みがわかり、その上で自分とは何者で、何のために生きているのかがわかってくるようになるのだ。

   講評   koni


 丁寧に清書できましたね。読解問題も頑張りました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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