国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1129 今日1071 合計8092
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   劇は、つねに宗教的な(感)   まいう

□シェークスピアの劇は、外見上宗教的な要素が見られないので、私たちは、シェークスピアを近代の劇と同じ次元で評価し、リアリティを欠いていると批判することがある。しかし、シェークスピアの劇は、作者の主張を訴えようとしているのではなく、ひとつの世界に私たちを招き入れようとする試みである。それは、宗教的な秘儀が目指すものと同じである。「書き出しの工夫」同じように、私たちは路傍の花に眺めいるとき、自然という全体に復帰する喜びを感じる。しかし、それらは実は逃避なのである。劇というものは、作者の訴えているテーマを批評的に受け取るようなものではなく、もっと全身で感じ取るものだ。もうひとつは、全身で感じ取り、対象と一体化するような喜びは、現実からの逃避だと考えることもできる。「予測問題の主題」
□まずは劇や映画などを観た時に、全身で感じ取る、学びとることだ。「対策」私が観て感動した映画に、「レナードの朝」や「レインマン」などがある。現在はわからないが、当時治療の方法がなくかかってしまったら最後、ほぼ絶望的な嗜眠病。その患者達と彼らをサポートする医師や看護婦達のやりとりや、最後まで希望を見出そうとがんばり続ける描写に、改めて人の優しさなど人間的な温かさを感じ取った。「体験実例」
□また全身で感じ取り、対象と一体化するような喜びは、現実からの逃避だと認識した上で楽しむことだ。「対策」私はアクション映画やバイオレンス映画は構成がシンプルでわかりやすことが多いので、娯楽として楽しむには最高だと考えている。映画の中に出てくる激しいアクションやバイオレンスシーンが好きで、それらのシーンが自分の感覚とフィットしていると、すぐに入り込んで見てしまう。観終わった後の爽快感が心地よく、自分も強くなったような感覚になる。実際にはその上映時間中は、激しい運動をして体を鍛えていたわけでないので肉体的にはなんら変化していないのが正しい認識である。ここで終わればただ単に映画を見て楽しんだだけなので、この間は時間の消費、一時的な逃避をしていたということになる。映画に感化され、運動で体を鍛えてやっと強くなれるのである。勘違いしないよう気をつけないといけないが、鍛えてなくても暗示効果で強くなっていたりするかもしれない。「ユーモア表現」
□確かに、映画を見て、感動して、「ああ、よかった。心が洗われるようで、なんだか勇気が出てくるようだ」という意見もあるが、実際にはどこも洗われていなし、その人の勇気も実力もどこも変わっていない。大切なのは、観念的な一体感ではなく、実際に対象を冷静に見て、それを少しずつ変革していく行動だろう。劇や映画の喜びは、人間にとって大切なものであるが、それが現実からの逃避になってはならないということだ。 「反対意見への理解」劇や映画を見て感じ取る、学びとるといった姿勢も時には必要だ。「自作名言」劇というものは、作者の訴えているテーマを批評的に受け取るようなものではなく、もっと全身で感じ取るものだ。もうひとつは、全身で感じ取り、対象と一体化するような喜びは、現実からの逃避だと認識することだ。「予測問題の主題」

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。今週は休み宿題ですが、早速書き上げて提出されたので、お休みはゆっくりと楽しむことができますね。
 今回も難しい課題でしたが、しっかりと取り組んで書けましたね。体験実例で取り上げられた「レナードの朝」「レインマン」は、私も観ました。どちらも、身近に体験したことはないようなお話ですが、人間としてのあり方や生き方を改めて考えさせられる映画でした。このような映画を観ることで、他者への想像力も培われていくのだと思います。アクション映画やバイオレンス映画は、私は苦手な分野です。^-^;
 「大切なのは、観念的な一体感ではなく、実際に対象を冷静に見て、それを少しずつ変革していく行動だろう。」劇や映画の喜びがどんなに大きいとしても、ほんとうに大切なのは、自分の目で現実を捉え、主体的に関わっていくことだといえそうです。

           

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)