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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本は薬   森チュウ

 著者は、「オーディオ・ビジュアル」の情報が活字情報を駆逐するわけではない。と書いているが、ぼくは、駆逐していると思う。
 学校の友達に、テレビの話ばかりしている子がいる。ぼくが聞いたことのない言葉がポンポン出てくる。
「それなに?」
と聞くと、たいてい、
「えっ知らないの?あのチョー有名なお笑い芸人だよ。」
という返事が返ってくる。ぼくがおもしろい本を紹介してあげると、
「へぇー。」
という返事が返ってくる。図書館からその本を借りてきて、その子に貸してあげると、その場は1ページ目を開いて読み出すが、ちょっとぼくがトイレに行って帰ってくると、ほかの子と話しているといった具合だ。まるでテレビしかない所に生まれた子のようだ。
 だが、ぼくみたいな「読書バカ」もいけない。この前も、「ガンプ」という本がおもしろくて、学校の休み時間に読んでいた。それからそれから・・・・・・。とハラハラ読んでいると、ふと周囲に視線を感じた。顔を上げると、なんと、先生とみんながおそろしい目で見ているではないか。これはどうしたことかと、時計を見てみると、もうとっくに授業が始まっている時刻だった。
 本は、人間にとって、薬のような物だと思う。人間を楽しい気分にさせることができる。だが読みすぎると、時間をどんどんうばっていく麻薬にもなる。ぼくは、本が麻薬にならないように、良い薬になるようにしたい。

   講評   sango

        

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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