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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ふっくらオムレツおいしいな!   かえるのぴょん

「カチャ、カチャ、カチャ。」
 ぼくは、卵を割った。これでオムレツを作るのは十一回目だ。
 ぼくは、一ヶ月前ぐらいに学校の家庭科の授業でオムレツを作った。ぼくは、目玉焼きや卵焼きは
作ったことがあるが、オムレツを作るのは初めてだった。教科書を見ながら一所懸命作ったが、火を
強くしすぎたためにほぼスクランブルエッグになった。先生が、ぼくのスクランブルエッグ状態にな
ったオムレツを見て、
「うわぁ。○○君。後一個卵をあげるからもう一度作ってみたら。」
と言ったので、ぼくは少しがっかりして、
「うん」
と答えた。もう一度卵をわってフライパンに勢いよく流し込んだ。今度は,あまり火を強くし過ぎな
いように、気をつけた。
「やった。」
ついに成功した。形はびみょうだけど、ふっくらしたオムレツができた。その後、同じ班の人と自分
の作ったオムレツにケチャップをかけて食べた。中が半じゅくでとてもおいしかった。でも、食べて
いるうちにケチャップの味しかしなくなったのですぐ飽きてしまった。
 ぼくは家でもオムレツを作った。でも、ただ作るだけではなく、パセリや、イタリアンパセリなど
をきざんで卵をとくときに入れたりして、少しづつ、少しづつ改良していった。何回も練習して、十
回ぐらい作ると、火の加減も、形もカンペキにできるようになった。カンペキにできるようになった
のは、料理が好きで、とても楽しくて、あきらめなかったからではないかと思った。ぼくは、オムレ
ツにイタリアンパセリを入れると、かおりが強くて、花のにおいをかいでいるみたいになるとわかっ
た。
 ぼくが家でオムレツを作るときに、裏返しにする方法を教えてくれた父にオムレツがいつできるよ
うになったのか聞いてみた。すると
「昔は、目玉焼きを作っていたよ。オムレツを作り始めたのは、大人になってからだよ。」
と言っていたので、昔は、オムレツの料理も、オムレツと言う名前さえもなかったのかなと思った。
今度、家庭科の先生に聞いてみよう。
「カチャ、カチャ」
ぼくは、うまくオムレツを作るコツがたくさんわかった。今も卵をわっている。これから作るオムレ
ツで十二回目だ。今日もおいしいオムレツができるかなと思いながら、フライパンに卵を流しこんだ。

   講評   inoko


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