対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日1990 今日1418 合計47107
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   手間が導く幸せ   BABY★BLUE

 人間ある程度の手間をこなしてこそ成長するものだ。手間とはそれを経験した人の個性を伸ばし、人間らしさを増幅させるものである。この手間のかからない生き方をしている限り、生きることの喜びを感じることはできない。人間には皆「必要なる手間」が必ずあるのだ。私はこの必要なる手間を経験し、ある程度の手間を自分でこなすという生き方をしたい。科学の発達は、どんどん私達の手間を省いてくれるが、時にこれあ私達のためにならないかもしれない。手間の削減は人間の生きる喜びの削減にきっと繋がるであろう。
 必要な手間を経験するという生き方をする第一の理由は手間を経験することで感受性や周囲のものの見方が変わるからだ。これは人間同士の関係においても言えることだが、普段気付かない自然と人間の関係においても言えるだろう。小学校の時、文中にあるようなオリエンテーリングに参加したことがある。先生からの指導をほとんど受けずに、自炊や野宿をしなければならなかった。特に自炊を朝昼晩と家庭科の簡単な料理しか作ったことのない私達小学生がするのは大変だった。しかしそれにより、普段我々に食事を作ってくれる人達のありがたみがわかった。また、沖縄の特産物のゴーヤなどを自ら畑へ行って収穫することによって自然や食べ物に感謝の気持ちが生まれた。夜になり、テントを張っている時に見た満点の星の空は今でも忘れない。沖縄には都会のように人工的な光が多くないので空も青白く綺麗に光ってみえる。沖縄の低い空から垂れ下がるように光っていた夏の大三角形の美しさに、六年以上沖縄に住んでいたにもかかわらず気付かなかったのは不思議なことだ。テントの外から聞こえる鳥や他の動物からの鳴き声からなどでもいかに沖縄の自然環境が豊かか感じ取れる。このように、科学から身を切り離し、手間をかけて生活することで周囲の環境や物事のありがたみなどを学べたりする。
 第二の理由だが、手間をかけることによってストレスが減るからだ。今の時代、世界はすごいスピードで目まぐるしく動いている。それになんとかついていくために人間も忙しく動いている。焦りやプレッシャーなどと常に隣り合わせで生活している私達は自然と大きなストレスがたまってしまう。人間というのはストレスの塊という爆弾を常にもっている生き物なのだ。しかし、ストレスを溜めないような生活を心がけている人達もいる。スローライフという言葉をきいたことがあるだろうか。自給自足の
生活を中心に心に余裕をもちながら生きる営みや動きのことをいう。スローライフには自然と手間がかかる。科学的な物を使用し手間を省くファストライフを嫌うからだ。大昔、文明が発達する前は皆このような生活をしてきたのだから私達ができないはずがない。手間をかけるというのはストレスフリーな毎日の生活へと導いてくれるのだ。またこれはエコロジーにもなり地球にも優しい。人間にも地球にもストレスフリーであることほど素晴らしいことはないだろう。筑紫哲也の「スローライフ暖急自在のすすめ」でも手間をかけるスローライフを高く評価しており、推奨している。
 たしかに便利さや快適さは文明を発展させるうえで大切であろう。しかし、それでは生きることの喜びを感じることはできず、ストレスで自我を失ってしまうであろう。手間とは人生で得られる「幸せ」という気持ちの量を時に左右する大事なことでもあるのだ。だから私は必要な手間をかけ毎日の日常生活に自然と幸福を得られるような生き方をしたい。

   講評   suman

 BABY★BLUEさん、こんにちは。清書がしっかりできましたね。森リンの自動採点でも、まずまずの好成績ですね。v^-^ 
 ところで、せっかくの作文にちょっとしたミスがあると、「玉に瑕」となってしまいます。
 ・入力ミスや変換ミスに注意しましょう。  
 これあ→これは 満点の星→満天の星 暖急自在→緩急自在
 ・やや長い文で、読点のないものがいくつかあります。読点を適切に使いましょう。 
 今週は休み宿題ですが、5月もBABY★BLUEさんらしく自分の意見をしっかり述べる作文を、楽しみにしています。         
            

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)