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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   長所・短所の自己管理   ピプリー

状況説明 複数の意見一 体験実例 複数の意見二 ユーモア表現 総合化の主題 名言の引用。

 人にはそれぞれの長所・短所というものがある。とても個性豊かでいいのだが、時に人の気に障ることがある。例えば、Aさんの長所は整理整頓が出来る点であるとしよう。それを逆手にとってAさんは物をすぐ捨てるということにも成り得る。AさんはBさんと一緒に生活していて、Bさんが留守しているとき、Aさんは掃除をしていてBさんのメモ用紙を見つけた。汚かったので、もちろんAさんは処理してしまった。しかし、そのメモ用紙は重要事項が記された用紙だったのだ。Bさんが帰ってくるとBさんの雄叫びがすぐさま聞こえてきた。その理由はもちろんメモ用紙がなくなっているからである。そしてAさんとBさんは犬猿の仲となってしまったのである。という風に、人の長所は短所になることもあり得る。なかなか長所と短所というものを自由自在に自分で操ることは困難なものなのだ。
 確かに、自分の長所を伸ばしたり、短所を長所にしたり工夫することは大切である。私も、ピアノの発表会で長所を伸ばして大成功した。私は今までピアノを習っていてとても大好きであった。しかし、なかなか好きになれない「発表会」というものがあった。沢山の人に見られながら舞台で綺麗なピアノを弾くのが、なかなか慣れなかった。毎年その季節が巡ってくると、私はピアノが少し苦手になった。しかし、中学校になると忙しくなるのでピアノを止めることになったのだ。そのため、最後になる発表会を迎えることとなった。今回の曲はとても細かい音が多くて難易度がとても高いものであった。今までは綺麗ながらも安易な曲が多かった。そんな私にとても高い壁が立ちはだかってしまったのだ。練習はいつも遅めに弾いてあまり出来は良くなかった。そのまますっきりせずに当日。いつも通りのテンポで指を動かしていた。しかし、私は指がとても回るので、逆にとても速く弾くということにした。ぶっつけ本番であったが、速く弾けばあまりミスが目立たなくなる。はじめはミスが無くなることを重視していたのだが、本番はピアノの講師に注意されることはない。そのまま私は自分の思うままに弾いた。私の短所は、このように勝手に方針を決めてしまうところ。逆にそれで今回の発表会は大成功だったのだ。自分で試行錯誤するのはとても難しいし、失敗に陥ることもある。でも、コントロールしていくことによってとても大きなものが得られるのだと思う。
 しかし、短所をなくすのも大切だ。私の短所は、自分で有言実行してしまうところと、何でも人を優先してしまう、人前に出るのが苦手なところである。勝手に行動すると周りに気を使わせてしまうし、嫌がられてしまう。でも、その一方で優先してしまうので譲り合いになったりして逆に面倒なことになってしまう。そのように、面倒くさい私なのだが、最近短所をなくすことが出来たのだ。克服できたのは、人前に出ること。今までは、授業で発表する場面になるととても緊張して声が小さくなってしまったりした。また、恥ずかしくてとても顔を赤くしていたのを覚えている。(笑)そのため、あまり人に物事を伝えだすということが苦手になってしまったのである。しかし、これを克服することで学校でも積極的になり、授業も発言が出来て自分の考察を伝えだすことで自分を表現できるようになったのだ。そんな私は、今までよりもずっと授業を楽しんでいる。
 このように、長所を伸ばすこと・短所をなくすことはとても大切である。しかし、「正しいものは、悩みも多い」という名言がある。この名言のように、とても良い長所があったとしても、その裏腹に短所が生まれてきてしまうのだ。まず着目点としては、長所・短所を自分で見つめ、それをいかに生かすか、いかに見極めるかにかかっている。そこから私なりの意見として、一番大切なことは長所・短所をしっかりと自己管理し、多面的に観察しながらケアしてくということである。

   講評   yuta

 ようやく暖かくなりましたね。寒さにこごえていたツツジの花も気持ちよさそうです。
       

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