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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   水ばくだん   おはろ

「バシャーン。」
だれかが水ばくだんをはれつさせたようだ。ぼくはおおわらいした。どこからか泣き声も聞こえてきた。
「こらーばかもん。よわいものをじめるな。」おじいさんがおこっている。
 それはまさにぼくと弟とおじいちゃんである。ぼくがはじめて水ばくだんのつくり方を習ったのはおじいちゃんがゴムふうせんを買ってきたときのことだった。はじめて水ばくだんがはれつしたときはまるで本当のばくだんがはれつしたかと思うような音としょうげきがあった。ちなみに、水ばくだんのつくり方はふうせんの口を水道の蛇口とつなげてもういいと思ったらふうせんの口をしばってできあがりである。
 ぼくはこの前その水ばくだんで悪いことをした。どんなわるさをしたかというと、弟が庭で魚をつかまえているときに屋上から水ばくだんをれんぞくして落として弟をびしょびしょにした。おじいちゃんはかんかんにおこってぼくをしかった。
 この前おじいちゃんは大きいふうせんを買ってきてペットボトル4〜5本分くらいの水を入れて水ばくだんをつくったら、けっきょくおばあちゃんの部屋でわれて、おじいちゃんはおばあちゃんにおこられた。おばあちゃんのへやはどうろにめんしていて、なげようとふりかぶったときのしょうげきでわれたのである。
 ぼくはおじいちゃんに、おじいちゃんはおばあちゃんにおこられたけど、ぼくもおじいちゃんもみずばくだんをわらしたときのそうかんかんがたまらなくてやっているんだと思う。
「バシャーン。」
「コラー。」
ぼくはこれからも水ばくだんでわるいことをする。

   講評   kan

こんにちは、おはろくん。楽しい連休を過ごしたことでしょうね。休み宿題でしたが、しっかり書いてくれました。りっぱです。

 さて、大わらいしたこと。おはろくんの毎日は、大わらいをすることがたっぷりあると思います。そんな中でも、とびっきりおもしろい大わらいのお話を書いてくれました。おはろくんのおじいちゃんは、ほんとうにユニークですてきですね。おじいちゃんからいろいろなことを学ぶといいですよ。今回は、常体で書くということもしっかり頭に入れてくれました。この調子です。
★第一段落 書き出しの工夫が生きています。バシャーンという音、おじいちゃんのおこった声。まるでアニメでも見ているかのようにイメージできますね。水ばくだんについての解説も大変わかりやすいです。
★第二段落 体験実例が入りました。これもいきいきしています。それにしても派手にやってしまいましたね。(^^ゞ たけおくんは、さぞおどろいたことでしょう。
★第三段落 おじいちゃんの話はほんとうにおもしろいね。おはろくんのことをおこったおじいちゃんも、実は、おばあちゃんにおこられていたのですね。また、運悪くおばあちゃんの部屋でわれてしまったなんて。おじいちゃんはついていない日だったのでしょうね。
★第四段落 うまくまとめました。そうかいかんがたまらないのですね。●の項目「わかったこと」を使いまとめるとよいですよ。動作情景の結びを使ってくれたのがよいね。学んだことをしっかりいかしているところが、ほんとうにすばらしいね。

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