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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちの言語   ピプリー

わたし主題 要約 状況説明 複数の意見一 体験実例 複数の意見二 ユーモア表現 総合化の主題 名言の引用 。

日本語は、島国言語である。その語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いていることだ。他者と喋る際、対立関係において言語活動があまり発達しない。次に、もう一つの特質は、話の通じが大変良いということである。日本語は、一般的に家族の間で行われるような言語活動であるが、その様式が親密な集団の範囲を超えて広い範囲で使用可能なのである。一方で大陸言語の社会では冗語性を少量にすると、相手に誤解されてしまったり、了解不能といった状態になることがある。そのため、丁寧に表現しなければならないのだ。
 島国言語は、相手に対する優しい気持ちがこもっており、省略して以心伝心できる良さがある。私にもそういった言葉があった。よく、昔は学校の近隣にある祖父母の家に寄り道しておやつを食べていた。そういった寄り道は、学校で許可されていなく、先生に事情を言ってからではないとだめだったのだ。その祖父母の家の近くには私の友達の家もあるのだ。そのことを私が「今日、あれに用事あるから一緒に帰ろう!」などと言うと友達が「あぁ。アレね。了解!!」という風に互いの気持ちを理解することが出来た。先生以外のクラス全員がその(「その」も 笑)暗号を知っていてクラスには日常茶飯事的に聞こえてくる言葉となっていた。他の事についても使用できるので、友達以外でも常識的に決まっていれば日本人誰とでも以心伝心できるのである。
 しかし、大陸言語を使用しないで世界中誰とでも関係なく喋れるというわけではない。島国言語は、誰にでも正確に・・・というわけにはいかない。しかし、そこで大陸言語は役立つ。ほとんどの国の人々に正確に伝えることが出来るのだ。先ほどのように、あれ・それなどと言って理解不能だという日本人だっているはずである。少々論理的で、堅苦しい雰囲気があるが、その分丁寧に表現し伝えることが可能なのだ。
 確かに、島国言語・大陸言語どちらも個性があり、良いと思う。しかし、「寒さに抵抗する一番良い方法は、寒さに満足することである」。という名言のように、その場にあったものを選択し、自分なりに考察していくことが一番大切なことである。

   講評   yuta

◆要約はばっちりです。
◆意見A『島国言語は、相手に対する優しい気持ちがこもっており、省略して以心伝心できる良さがある』。「あれ」で通じた寄り道の暗号(^m^)。以心伝心を心地よいとする日本人ならではの空気感が伝わってきます。
◆意見B『しかし、大陸言語を使用しないで世界中誰とでも関係なく喋れるというわけではない』。英語の文を考えてみても、いちいち文の中に細かい説明がありますよね。“少々論理的で、堅苦しい雰囲気があるが、その分丁寧に表現し伝えることが可能なのだ”。誰が聞いても同じようにわかるという明快さがありますね。
◆「確かに、島国言語・大陸言語どちらも個性があり、良いと思う」とAとBの意見を押さえ直して、『しかし、「寒さに対抗する一番良い方法は……」』と名言を引用。『その場にあったものを選択し、自分なりに考察していくことが一番大切なことである』と総合化の主題でまとめられました。以心伝心の言語を身につけている日本人。大陸に通用する論理性も使いこなせるようになれば、鬼に金棒ですね。
       

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