対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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成長コンピューター「nou」 かひれ
さて、人間を科学的にしろうとすると、えてして人間を、機械のように考える傾向があります。機械と人間は同じではないからです。人間は進歩発展するようにつくられている、ということなのです。
私は、この話を読んで「そういえば、こんな事があったな。」とぼんやり思っていた。
最近、
「いらっしゃいませ。」
としゃべる機械をよく見かける。それに、その機械があまりにもしゃべり方が上手なので、ついこちらも
「ああ、何を買おうかな。」
となってしまう。機械がしゃべるという事は確かに素晴らしく、つくずく「進歩したな。」と感じる。しかし、実際にコンビニで働いている人と比べて見るとどうだろう。その声には暖かさも何もなく、まるで北極の風のような冷たい声でさっきまでの感心も吹っ飛んでしまう。
ロボットもそうだ。今は人間そっくりのロボット・・・すなわちアンドロイドが開発されている。そもそもロボットとは、工業などのためにつくられた物で、一定の動作を繰り返すばかりだ。それを顔も見た目も動作も人間のようにして、周りは「すごいね。」だとか「進歩したな。」といって、結局それがこの世の中で何の役になる。
例えば、何も知らないバカな社会人がひょんなことから発明をして、それが世界で大ウケする。そして、他人に「機械は進歩した。」といわれる。けれど、本当に進歩したのは機械ではなく人間だ。汗水たらして作られたが、結局機械は何もせず、操縦するのももちろん人。
人は学ぶ事で進歩するが、機械はコンピューターで動いているから自分で学ぶ事すらできないのだ。
私は、この話を読んで思った事があった。それは、人間とは最高のロボットだという事だ。生まれた時から「脳」という成長するコンピューターを備え付けられているからだ。脳の成長は無限大、これからもどんどん成長するだろう。
講評 ouma
エリザベスさん、こんにちは!
今回の作文は、「脳のはたらき」の長文の感想文でした。
今回もなかなか考えさせられる、興味深い作文が書けましたね。5年生とは思えない、大人っぽい考え方ができています。エリザベスさんらしく辛口で正直で、本当に面白かったです。
初めにきちんと要約ができました。200字くらいを目安にまとめた方が、どんな文なのかもっとよくわかると思います。
「〜まるで北極の風のような冷たい声でさっきまでの感心も吹っ飛んでしまう。」のところは、とても楽しいたとえが使えた上に、「感心が吹っ飛ぶ」という面白い表現ができていて、すごくいい文になりました。
最後に思ったこと分かったことをしっかりとまとめられました。ひねりの効いた切り口で捉えられていて、非常に興味深い作文になりました。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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