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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   花便りの言葉   かふた

 花便りの言葉も、微小感覚を表し分けて、風情に富んでいる。散り初めのころのある日、枝を離れた花びらを見て、これが地面に達するまでの状態を表す言葉がないのに気づいた。花便りの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、それを表す言葉がなければ、日本語の語彙の貧弱を意味すると考えさせられた、日本語になくてはならない言葉のように思えるのだ。(要約)
 私にも似た話がある。私は福岡市では1番早い5月23日が運動会である。そのためもうわずかしか練習ができないのである。私は逆立ちを友達のMと長く立っていられるように練習した。そのとき、結構そのままひっくり返ったりしていた。そのとき足を着地の時に着かなかったら背中をまともに打ち、全身の体の器官がブルンと揺れる。すると心臓が苦しくなる。言葉で言い表せないほどの猛烈な苦しさだ。私とMにとってはもしかしたら死ぬかもしれないというほど苦しさだ!私よりMが先にこの苦しさを体験していたので、仰向けにならず、空に向かって正面に寝っ転がることということを教えてくれた。ずーっとこうしておくと、だんだん苦しさが引いて行った。(体験実例)
 私はアラスカにずーっと前オーロラを見に行った。オーロラは黄緑色のものが多かった。1番最初に見た時は「おー!」と歓声を上げた。私は見るとができ、打ち上げ花火にのようにに喜んだ。(ユーモア表現)何というかとにかく美しい、きれいだというしかなかった。今思ったら、幻想的な世界というのがぴったりだったと思う。(体験実例)
 人間にとって言葉とは景色を表現する道具としても使えたと分かった。(分かったこと)

   講評   taimu

 こんにちは。再度の送信おつかれさまでした。保存していてよかった……。もう一度、入力しなおすとなると、今回の実例に使えそうな「言葉にするのが難しい」ショックをうけるかも(笑)

<構成>上手に要約できているよ。「桜の散り初めのある日」と補足しておくとさらにわかりやすくなるね。

<題材>言葉で表現することが難しかった体験を二つとりあげることができましたね。「全身の体の器官がブルンと揺れる」とはいい表現だね。なんだか想像するだけでも苦しくなってくるけれど、「苦しい」という表現では足りないのだろうな。それにしてもさくらんぼちゃんは、ご両親にすばらしいものをたくさん見せてもらっているね。オーロラの美しさは「幻想的」という表現が一番あてはまるのかな(^^)。三段落目の始めに「ほかにも言葉で表現することが難しいと感じた経験がある。」というような説明を追加しておくと、スムーズになるよ。

●私は福岡市では→私の学校は福岡市では
●そのとき……たら→そのとき……着かなかったため
●ほど苦しさだ→ほどの苦しさだ
●寝っ転がることということを→寝っ転がると良いということを
●ずーっと→ずうっと
●見るとができ→見ることができ

<表現>オーロラを見るなんて、簡単にできることではありませんね。「打ち上げ花火にのように喜んだ」という、さくらんぼちゃんの興奮した様子がよく伝わってきます。

<主題>「人間にとって言葉とは……」と、さくらんぼちゃんの感想を大きくまとめることができましたね。言葉で表現できず、もどかしい思いをすることがあるかもしれませんが、できるだけ多くの言葉を身につけたいものですね。 
       
          

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