国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人間にとって言葉とは かふた
日本語は部族言語だ。どこの言語も初めは部族言語なのだ。そして、私たちの母語である日本語は、いま外の視点を加味して整理される芽生えが出てきている。日本は、どうやって日本語を刈りこんでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。そして、これは国家的な事業として相当大きな研究課題としてお金をかけ、真剣に取り組まないと、どうにもならないと思うのだ。(要約)
わたしは福岡市生まれなので博多弁だ。博多弁は例えば……
「とっとうと?」
だったら、それとっているのという意味になる。これは普通だが、例文として
「勉強すると?」
とかいう風に最後にとをつける。(体験実例)
私は、沖縄の方言について調べてみた。そしてその中の日常会話にはわかやびたんはわかりました。うさがみそーれーは召し上がれ、やーさんはお腹がすいた。かめ—は食べなさい、くわっちーさびらはいただきます。くわっちーさびたんはごちそうさまでした、うにげーさびらは、お願いします、まーさんはおいしい。まーくゅーねーんはおいしくない、いりけーらしみそーれーはおかわり下さい、いみそーれはお入り下さい。いいーうわちちでーびるはよい天気ですね、あちさんびーんやは暑いですね、ぐぶりーさびたんはどういたしまして。いちちゃーびたがはいつ来ましたか、たーやみせーがはどなたですか、ぬは何。ぬーやまーさいびがーは何がおいしいですか、ぬーやーあみせーがーは、何がありますか、ちゃっさやいびーがはいくらですか。くまーまーやいびーがはここはどこですか、なまー・何時なとーいびーがは今何時でうか。うりーぬーやいびーがーはこれはなんですか、あっち、いかりーみさいは歩いて行けますかだ。(体験実例)
言葉とは人間にとってなくてはならない存在だとわかった。(主題の一般化)
講評 taimu
こんにちは。今回の長文も日本語をテーマにしたものでしたね。日本人同士ならある程度話は通じますが、外国人とコミュニケーションをとるとなると、ある程度整理される必要がでてきますね。
<構成>ポイントを整理して上手に要約できています。
<題材>さくらんぼちゃんが紹介してくれたように、方言も日本語をわかりにくくしている言葉の一つだろうね。たくさん紹介してくれてありがとう(^^)。先生個人的には地方独特の温かさを感じる言葉だから、残していきたい言葉です。さくらんぼちゃんは、どう考えているのかな。長文の内容をふまえて、考えたことも書いておくとまとまりがよくなるよ。
<表現>たとえやユーモア表現が使いにくかったかな。体験実例のなかで使えるよう意識しておくと光る部分がでてくるよ。
<主題>「言葉とは人間にとってなくてはならない存在だ」と力強くまとめることができたね。本当にそのとおり。筆者が「刈り込みされるべきだ」と主張しているように、日本語は外国人にもわかりやすいように、日本語の良いところは残しつつもっと整理される必要がありますね。さくらんぼちゃんは、筆者の考える「日本語の刈り込み」について、どう考えるかな。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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