国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人類の長年の工夫   なぞのたびびと

 哺乳類の体はそれぞれその生活の実体を基に進化してきた。例えばキリン。キリンは長い首のおかげで、どんな天敵でもいち早く見つけ出してしまう。その上、時速五十キロ以上で走るから、百獣の王とよばれるライオンもかなわない。それでは人間は何を進化させてきたのだろう?
 人間の祖先が作った道具は、こうしよう、ああしようと考え、人間の意思によって動物をまねて作ったものである。石器時代にはマンモスをしとめるためのやり、弥生時代には農器具、現代は車や飛行機、電車など、人間は動物のまねをして、道具を作り、進化させてきたのだ。
 例えばジェットホイールなどがそうだろう。多分、人間は、わざわざ大金をかけて滑走路を長く作り、飛行機を飛ばすより、港など、ちょっとした場所などでも空を飛べる方法はないかと考えた。そこで、ふと思いついたのが、魚のトビウオだろう。トビウオはひれを使って飛ぶ。ジェットホイールは水中翼を使って、揚力で船を持ち上げ、水上を走る。また、船が速く目的地に着くために、進行方向から来る波に、なるべくあたらないように、船体が細長くなっている。これはエサを捕まえるために高速で泳ぐサメのまねをしたのだろう。
 このように考えると、動物をまねしているものは世の中にいくらでもあるのではないか。しかし、まねをしてばかりいる我々人間には何があるのだろうか。チーターみたいに時速百キロでは走れない。モグラのようにトンネルを掘れない。そのためには道具や機械が必要なのである。
 人間は、生活をより良くするために道具を生み、環境に合うように改良してきた。しかし、必要以上に物を作ってしまったため、温暖化など、地球に悪影響を与えてしまっている。環境にやさしいエコカーを開発しても、作りすぎたのではかえって悪くなる。やりすぎると後悔することになるということもわかった。

   講評   hira

学年が上がって、更に考える力が増したように思います。大人でもハッとするような独自の着眼点が魅力です。たくさん期待してますが、なぞのたびびとくんの楽しむ姿勢も大事にしてくださいね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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