対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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世界で最も欠かせないもの さしみ
桜の花弁と、カラマツの葉と、自然はついに言語の及びえないものなのであろうか。なにをそう面倒な、「降る」でよいではないかと思うのだが、雪よりも長く時間をかけて、浮かびながら下りてゆく一枚一枚の、数量と重量についての微小感覚が、「降る」には欠けていてもどかしい。 人間は、言葉というものを、口から発する。「あ」や「い」など、様々な文字や数を主に口にする。しかし、そんな人間も、自分がどうしても迷ったり、どれを言葉にしようか考えたりする。その考え場所は頭だ。頭を使って言葉を完成させ、それを口から吐くのだ。頭がいいからといって、いっぱい言葉が出てくるという訳ではない。誰だって頭をフル回転させれば、言葉なんてポンポン出てくるのだ。しかし、そのフル回転をやるべき時にやらないのが人間だ。たとえば、小さい子が、{この映画深かったね}と言われたら、多分小さい子は、水が深いというたとえを思い、その話が、どうだったのかよくわからなくなってしまうだろう。 実は僕も、実際にそういうことが二つあるのだが一つは、この作文で、ユーモア表現や、四字熟語を見つけた時、頭の上で、電球マークが光る。そして、その表現が、オーケーと、書かれていたら喜ぶが、逆に、何も書かれていないと、ちょっとしょんぼりしつつ何のたとえや四字熟語が当てはまるか、確認する。もしも当てはまったら、今度からはこれにしようと、改めて反省する。そうでないと、次にまた、同じ課題が出された、苦戦しなくてすむ。 二つ目は、今日の出来事だ。四時間目の算数の時間に、友達が困っていたので早速手を挙げて、助っ人に行ったしかし席に着いていたときは、わかっていたはずなのに、黒板の前に立った途端、(あれ、何を言うんだっけ。)と、言うことをわすれてしまい、頭の中がパニック状態になり自分でもやばいと思った。しかし、頭をパニック状態から見事に普通の状態へ戻し、一生懸命発表したが結局違う人に頼み、自分の発表は終わった。まるで、作ったスープを二、三回こぼしてしまったようにだめだめだった。しかし、最後に発表した助っ人のおかげで、僕が、次に助っ人で出るときに、どういう言葉で聞いている人に伝えられたらいいのかが、よくわかった。 最後に、人間にとって言葉とは、、人生には、欠かせないものだ。僕は、これからも、頭の中で、ちゃんと人に伝わるような言葉を作っていきたい。
講評 nara
さしみ君が、先生(なら)の赤ペンアドバイスを楽しみにしてくれていることがわかって、先生の励みにもなったこの作文。「最も欠かせないもの」のおかげで、私たちは気持ちを伝えたり、記録を残したりできるのだね。今月もしっかり取り組めたね!
6月1週は進級テスト。字数とキーワードを確認して、題材探しをしておこう!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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