国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   流れ星に願いを!   ひなた

 「流れ星、出てないかな。」
まだ子供っぽくて、ぷっくりかわいかったころの私は、のぞみ有りげにいったのだった。そして、窓の外のまるで化け物のギラギラの目がにらんでいるような星空を眺めるのであった。「星空といえば、流れ星!」と五才の私は心の中で決めつけていた。小さいころのまま変わっていないのか、今もその自分だけのルールが残っている。気楽に、ただただ空を眺めていた…すると突然、暗い空に大きな光がギラッと私をおどした。
「流れ星だ!本当に、本当に流れ星だ!じゃあさっそく…。」
そう思いながらも、私はとにかく大あわてで願い事を三つ、寝言でも言うようにつぶやいた。「信じられない!」と思う間はなかった。一瞬だった。すごいスピードだったが、自分のこの目には、かすかに見えたのだ。そして、まるで幻の魔物にでも会ったような、不思議な気持ちに包まれた。うれしいような、おかしいような…。そのでき事は、今から見ると、願い事を言い終えるころにはもうとっくに流れ星は消えていたんじゃないか、と不まんを感じていた.もし本当に願いが間に合っていなかったなら、もう一度流れ星にたのみたい。だが、今ごろそんなことを言ってもしょうがないのである。私は今、強い気持ちで自信有りげに流れ星をさがしている。が、その「強い気持ちで」とか、「自信有りげに」とか、そういうあつい気持ちで星空を見上げると、よけいに流れ星は出てこないのだった。そういうものだということは、わかっていた。やはりそうなのだ。言葉の森の課題フォルダにも「一時間夜空を眺めていても、見つけられるのは一個か二個です。」と書いてあったおぼえがある。でも流れ星は色々なしゅるいがあるので楽しい。ちなみに、私が見たのは、大きく、むらさき色ですごく明るかった。他の流れ星もみてみたいので、あと十回ぐらいみたいな、とよくばりな気持ちになった。

   講評   hoemi

手直しを加えて清書を仕上げることができましたね。また読解問題にもがんばって取り組めました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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