国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   便利の裏に潜むもの   なまず大使

 地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴な生活を営んでいるところがいくつもある。日本文化の伝統の中には、そういうシンプル・ライフを実践したものがいる。その生とわが身の現在とを比較してみることだ。むろん現代に生きるわれわれは、良寛のように徹底したシンプル・ライフは送れない。われわれは、現代物質文明に甘やかされ、身心ともに脆弱になっている。とてもきびしい生には耐えられまい。(要約)
 私の身の回りにも、現代の便利なものがあったり、そうでないものがあったりする。例えば、テレビやエアコン、最近ではIpodのような音楽プレーヤー。今日、テレビを見ていたら、本をダウロードできるIpadの宣伝をやっていた。さらに、オール電化などという言葉も最近はよく耳にする。しかし、私の家は、昔ながらの木造住宅で気持ちがいい。他にもガスコンロなどがある。ガスコンロでご飯を作ると炊飯器よりも数倍は焼くご飯ができる。(状況の説明)
 便利で暮らしやすい生活を送るのは、良いと思う。私の身の回りにあるものを挙げれば、これがなければ嫌だなぁ、と感じるものはたくさんある。具体的に言うとテレビやエアコンである。私の父親は、テレビを見ることに関してはあまり感心しない。理由は、テレビを見ることによってニュースに惑わされたり、目が悪くなったりするからである。ついうっかり見入ってしまうこともある。しかし、今日や明日にテレビが壊れて見られなくなると面白くない。ニュースは、新聞があるからまだいいが、好きなテレビ番組は見られなくなってしまう。また、テレビで知識を得ることもあるので、そういったものがなくなってしまう。エアコンも、夏暑いとき、涼しくできるし、冬寒いときは、暖かくできる。つまり、温度調節ができる。エアコンがなければ、夏は部屋の温度でも30度近くになるし、冬は10度以下にもなる。人間は、自分の体の働きで温度調節できる人はたくさんいる。それでも、人間は気温によっては、死に至ることもある。また、人間の中にも自分の体で体温調節ができない障害者はいる。エアコンがないとなれば、大変である。(複数の意見一)(体験実例)
 しかし、機械などの便利なものばかりに頼っていてはいけないと思う。便利なものに頼ってばかりでいては、この世は機械に飲み込まれてしまう。(ユーモア表現)まず、物に頼ってばかりいたら絶対物は、人間を裏切ると思う。現に、地球温暖化になったのも二酸化炭素を多くしたからだって言われている。二酸化炭素を多くしたのは物である。そして、その物を使うのは人間である。人間は、便利という言葉に捕われ、マイナスな面を見ていなかった。日本も昔、いろんな公害を出した。私の住んでいる場所では、「田子の浦のヘドロ公害」という公害が有名である。便利になりすぎた世の中には、いろいろなことが起こると私は思う。まずは、エアコンに頼りすぎた結果、人間の体内の温度調節能力が弱くなる。パソコン、テレビ等の画面を見て、目が悪くなる。人間は、自然界をもっと知るべきである。便利になればなるほど、人間の行動や活動は無意味になっていく。やがて、人間が何もしなくても衣・食・住が自由な世界になってしまう。私は、便利なことがいけないとは思っていない。この世の中で、そこまで機械や物に頼る必要があるのか疑問に思っているだけである。全部機械や物に仕事を取られて人間は満足できるのか。私だったら、満足しない。一生懸命自分で動いて、そして初めてちゃんとした生活ができる。それが何よりも大切なことではないのか。「仕事をした後のご飯はおいしい」という言葉を聞いたことがあるけど、それが大切なことではないのかと思う。(複数の意見二)
 便利で暮らしやすい生活を送ることも、便利さに甘やかされないことも大切である。しかし、「物事は、動かなければ何も起きない」という名言があるように、人間が、自分の世界を大切にしようというなら、自分たちが動くことが一番大切なことだ。運動しなければ筋肉はつかない、勉強しなければ発見や発明はない。世の中はそういう風にできていて、何もしないで生きていけるなんて誰も思わない。それは、理想である。しかし、その理想どおりになったとなれば、それがまた問題である。私は、現在のこの世の中は、便利というものに甘えている。便利というものばかりになってしまったら、努力というものがなくなると思う。便利であるのも良いが、やっぱり努力をしなければ駄目である。私は、頭の中がめちゃくちゃになりながら、今こんなことを考えている。(総合化の主題)(名言の引用)

   講評   kaki

高得点が出たね。この調子でやっていこう!


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