低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本語は きそよ
このお話は、日本語についてのことだ。日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。英語は外の視点と内の視点が合作で作り上げためずらしい言語だ。その点、ロシア語などは、多分まだ内部の視点だけの言語だが、それは国際普及の度合いが少ないからだ。日本語などはその最たるもので、これまで外側の目というのはまったくなかったという話だ。
そもそも日本語というのは難しく、たとえばぼくが漢字の宿題をやっていて、はしという漢字を書こうとしよう。読み方がわかったとしても、はしという漢字だけでも何個もあるからなかなか分からない。昔の言葉なんて、「かえる」を「かわず」といったりして、今とぜんぜんちがう。英語だったらそんな問題はない。日本語は難しい。
日本では方言がはげしい。地方がちがうだけで、しゃべり方や言葉も変わってくる。アメリカだったら方言といっても発音がちがうくらいだ。日本では、北と南でしゃべり方がちがう。沖縄なんか「おなかのでている人」を「わたぶたー」といったりして、意味がわからない。アメリカの方が大きいのに、なんで小さい日本はこんなにちがいがあるのだろうと思った。
日本人にとって言葉とは、それほど深く思ったりしていないのかも知れない。最近では言い方を変えたり略しているところだってある。だから日本人にとって言葉は深く思っていないと思う。
講評 harako
沖縄の方言を具体的に書いて、さらに上手な作文に仕上げられました。清書も読解問題もがんばりました!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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