創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1875 今日831 合計48395
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本語で気持ちを伝える   ピロシ

 「へえー。」
長文を読んでぼくは日本語辞典について考えた。すると絶対にのせたいものがでてきた。その内の一つが、カタカナ、漢字、そしてひらがなの使い分けかただ。まず、漢字とひらがなを見ると、「事・他・物」といったものはひらがなで書く場合と漢字で書く場合がある。「ほかにも」や「〜することです。」はひらがなで書くべきことだ。カタカナのつかいわけは「ドンドン・ガチャガチャ」などの音を表す言葉や、「ヒュー・フワフワ」などの動きを表す言葉や、「フルーツ・サッカーボール」などの外来語は全てカタカナで書く。まちがっても、「ふるーつ」や「さっかーぼーる」とは書いたりしないということだ。そしてあとは、同じ読みでちがう言葉だ。「は・わ」や「ぢ・じ」や「ず・づ」は日本人でもまちがう。たとえば「はなぢ」を「はなじ」と書いたり「ずこう」を「づこう」と間違えたりする。これは漢字にすると問題ないのだが、ひらがなで書くときは気をつけないといけない。これらが日本語の書くことで最も大切な点だろう。これらのことは、ぼくもよく間違えることだ。
 さっきは日本語を書くということの感想を書いたが、今度は「話す」ということについて考えてみた。「話す」といことは楽にできることではない。日本語を沖縄でおぼえて、ニュースを聞くとわからないことがあるだろう。なにしろ日本語には「方言」や「標準語」があるので日本人でもわからないのだから外国人としても分かりづらいだろう。全国から十人の人を集めればたちまち言葉が通じなくなる。そして外国人は言いたいことを日本語に変かんしなくてはならないわけだ。日本人だと「言いたいこと→日本語→話す」でいいのだけれども、外国人になっていくと日本人が外国に行ったとき、言いたいことを変かんするように、「言いたいこと→外国語→日本語→話す」という順になってしまいがちだ。五年の世界遺産学習で東大寺に行ったときに、外国の人にインタビューをした。インタビュー後に不意に名まえを聞かれた。その時ぼくは一度「なかはたともひろ」だから「マイネームイズトモヒロナカハタ」と頭で考えてから、「マイネームイズトモヒロナカハタ」と伝えた。日本人同士で名まえを教え合う時よりだいぶ疲れた。外国人も、言いたいことを日本語に変かんするのは大変な作業だろう。
 書くことにおいて使う三つの日本語の使い分けかたや、話すということにおいての大切な方言と標準語、そして気持ちの変かん。これらは外国人そして日本人にとっても難しいことであって、日本人として解決しなければならない問題だろう。そして「書く」にしても「話す」にしても、大切なのは自分の気持ちを相手に伝えるということだ。これは日本人にも外国人にも困難なことであって、言葉を学ぶ最終的な目的は、この「言いたいことを相手に上手く伝える」ということだ。伝えるということ、これは言葉で表現する上で一番重要なことである。

   講評   sarada


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)