創造と発表の新しい学力
森林プロジェクト講師の方の声(4) メグ
2012/10/26 09:26:07 96
ヒロ教室を開いて
私が浅岡先生(現在、柏の葉公園で教室を開かれています)からヒロ作文教室を受け継いだのは2010年でした。それまで現地の子に日本語を教えていたのですが、浅岡先生からのお話があり、このプログラムにとても魅了され、今は自宅でこちらに住んでいる日本人の子供たちを対象にハワイ島ヒロという町で作文教室を開いています。
こちらの子供たちは第一言語が英語のため、 その子にあったレベルで教えるようにしています。たとえば、本人は5年生ですが、3年生の課題をしている子がいたりします。教室では、暗唱、音読、作文を基本としてやっていますが、こちらでは漢字も取り入れています。毎週、五つの漢字の宿題を出して、教室に来たときにテストをする、という形で行なっています。なかなか漢字と触れ合う機会がないので、覚えるのが大変みたいなのですが、作文の中で使っていくようにしています。
現地の学校の宿題も多く、 日本語の自習を家でするのは容易なことではないので、なるべく教室内でも暗唱、音読をさせています。やはり暗唱、音読は効果あるようで、決まった日本語しか話さない子供たちの語彙力が上がります。
月謝は月謝袋を作りました。こちらではそのようなものは習い事では使わないため、お母さんがたに「なつかしいー」と喜んでいただきました。月謝袋をいただくことによって、支払いを忘れることはなくなりました。との声もありました。
今の生徒は、日本人の両親を持つ子供たち(私の子供以外)ですが、いずれハーフの子供たちにもぜひ教えていきたいというが私の希望であります。私が子供に残してあげれるのは日本語のみだと思っております。日本語の美しさをぜひ海外に住んでいる子供たちにも知ってほしいのです。
言葉の森がもっと世界中に広がりますように。
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