元の記事:【重要】今後、創造発表クラスにも力を入れていきます (1381字)
森川林(nane)
2023/04/27 16:03:52 14685 5 【重要】今後、創造発表クラスにも力を入れていきます
ベネッセが言葉の森の真似をして、オンラインならいごとなどというのを始めました。
https://www.benesse.co.jp/zemi/challengeschool/
でも、生徒数は1クラス20名以内ということです。
この中に、探究学習というのがあります。
探究型学習というのは、文科省が、それまでのアクティブラーニングというのが、いかにも外来語的なので、日本風に改めた言葉です。
私は、それよりも発表教育とか創造発表教育の方がいいと思っていますが。
しかし、とりあえずは文科省に合わせて、探究学習という言葉で、今後、創造発表クラスや作文クラスやプログラミングクラスの学習を広げていきたいと思います。
言葉の森のアドバンテージは、5人以内という少人数クラスで、全員に発表と対話の機会があることです。
20人の探究学習では、同じ教材で同じことを一斉に教える仕組みしか作れません。
生徒数が10人であっても、全員の発表は無理があります。
今、先進的な学校で探究学習を取り組んでいるところがありますが、その方法は1クラス40人ぐらいの中で数人単位のグループを作らせ、そのグループの中で研究分野を分担させ、数ヶ月に1回グループ単位で発表させるという形です。
こういう研究や発表は、面白いわけがありません。
みんな、自分ひとりで好きなことを研究したり発表したりしたいはずです。
4月から、中根が担当している水1900の英語クラスを、半ば強引に創造発表クラスに衣替えしました。
英語クラスの生徒5人は、全員、しぶしぶかもしれませんが、新しい創造発表クラスに移行しました。
ここは中学生がほとんどなので、どうなるかと思いましたが、みんなそれぞれに立派な発表をしています。
そこで、今後、創造発表クラスのクラス数を増やし、主に小4~中3の生徒を対象にした創造発表クラスを広げていきたいと思います。
普通に勉強ができる子の保護者は、わざわざ勉強的なことを教えてもらうよりも、学校では教えてもらえない、作文や創造発表やプログラミングを学びたいと思っているはずです。
言葉の森が、昔、作文教室を始めたときも、当時は作文学習などというニーズはどこにもなかったので、参加したのはみんな優秀な子ばかりでした。
今も、小学校低学年で作文を勉強する子は、大体優秀な子です。
創造発表クラスも、プログラミングクラスも、これまでの作文クラスと同じように、よくできる子が集まるクラスになると思います。
なぜかというと、創造発表も、プログラミングも、今のところ、学校の勉強の成績には関係ないからです。
今後、探究型学習が、次第に、進んだ保護者に受け入れられるようになると思います。
★中根が、現在行っている創造発表クラス(今は水1900と土1000。今後月・火・木にも増やす予定)は、1・2・3週は、発表しなくても途中経過までの発表でよいとしています。
そのかわり、4週目は作品としてしっかり発表できるようにするという形です。
そして、作品としてしっかり作れたものは、学研自由研究コンテストなどの各種のコンテストに応募できるようにしたいと思っています。
創造発表クラスを担当している先生で、何かご意見ご質問がありましたら、コメントでお願いします。