●10級の項目(小3相当)
 項目は、作文を書きやすくするためのものです。
 字数以外の項目は、作文に入っていなくても減点になりません。
 子供の手書きの作文を、保護者がテキスト化するときは、もとの作文がひらがなであっても、普通の漢字に直してテキスト化しておいてください。
字数600字以上
(1)たとえ
(2)聞いた話
(3)いろいろな言った
(4)自分だけがしたこと
(5)自分だけが思ったこと

■10級の見本作文
   あたかいお風呂
「あったかーい。疲れと汗がとれてきもちいいなぁ。」
私はそうつぶやきました。(3)
 今、体を洗ってお風呂につかり始めたばかりです。学童でたくさん遊んでとても汗をかいていました。
 もし、家のお風呂が温泉だったら、いつも温泉につかれて幸せだと思います。どうして幸せかというと、普通のお風呂は一個だけど、温泉のお風呂は一個だけじゃないからです。でも、お客さんが来ると、自由につかることはできないし、他の温泉に行けないので少し残念です。
 私は、温泉と入浴剤が入ったお風呂が好きです。どうしてかというと、家のお風呂は普通で色がないので、温泉や入浴剤が入ったお風呂は特別な感じがするからです。私は、お風呂上りに冷たい飲み物を飲むのが好きです。たくさんつかってあつくなったのが冷たさですぅーと涼しくなるからです。入浴剤を入れて入った時、ひげそりがお風呂に落ちて、大変なことになった時があります。(4)でも、全部拾いあげたのか、だれもケガしませんでした。本当にほっとしました。
 おじいちゃんとおばあちゃんの家でお風呂に入ってご飯を食べて泊まったら、まるで旅館みたいだな(1)と思いました。どうしてかというと、お風呂は入浴剤を入れて入ることができて、特別な感じだし、ご飯が焼肉やお寿司、お好み焼きなどのいつもよりおいしいごはんだからです。
 おばあちゃんが子供の頃、牛乳風呂に入ったことがあるそうです。(2)その時、上がってから流さないと聞いてびっくりしました。どうしてかというと、体がベトベトしそうだからです。お母さんは、私にとってのおばあちゃんと入るときがとても少なくて、私にとってのひいおばあちゃんと毎日入っていたから、私にとってのおばあちゃんと入れた時は嬉しかったそうです。
 家にも入浴剤があったらいいのになと思いました。私は牛乳風呂より、「東海道中膝栗毛」という本で知った、「五右衛門風呂」に入ってみたいと思いました。(5)
 今日も、
「ああ、あったかかったなあ。」
と思って上がりました。
(原作を一部改変)