時計の表示方式にはアナログとデジタルがあり、1972年に登場した液晶式デジタル時計は量産化によって急速に普及した。1979〜80年にはアナログを上回ったが、1990年には再びアナログが主流となった。デジタルは正確な時刻表示に優れ、アナログは時間の流れや残り時間の把握に適している。デジタルは情報をそのまま読み取れるが、アナログは思考を介して理解する必要がある。構造面では、デジタルは部品が少なく安価で軽量、アナログはデザインの自由度が高く高級感を演出できる。近年はLSIの進化で多機能なデジタル時計が登場し、アナログもICによる演算機能を備えた多機能型が実用化されている。今後は両者が共存しながら発展していくと考えられる。アナログとデジタルの両方を生かせるような人間になりたい。

そのためには、まずアナログ的な観点から物事を捉えられるようにすることが重要です。

第二の方法はもちろん、デジタル的な発想もできるようにしておくことだ。

確かに自分の得意なものを伸ばすという考えもよい。しかし、私はアナログとデジタルの両方を兼ね備えた人間になりたい。『すべてに効くという薬は、何にもたいして効かない』という言葉がある。アナログかデジタルかどちらかを万能視するのではなく、両方を使いこなすことが大切だ