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作文クラス火1900こすほ/鳥の村

  
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11.2 (773字)  ゆうと aetoku 2025/11/11 18:41:21 55527   2     

日本は高度な外国文明に触れると、それを素直に受け入れ、猛烈な勢いで吸収し発展させてきた。戦後の製造業が30年で欧米を追い越したことや、鉄砲が伝来後すぐに全国へ広まり世界有数の生産国になったことはその象徴である。その背景には、金属加工や木工技術、下請け構造など、最新技術を消化するための潜在能力と社会基盤が既に整っていたことがある。しかし日本人は欧米から「もの真似上手で独創性がない」と批判され続けたため、独創性の欠如というコンプレックスを抱くようになった。本来、職人の「見て盗む」文化や芸事の「守・破・離」に示されるように、徹底して真似ることは独創性を生む前提であり、模倣は発展の必然的段階である。アメリカも19世紀には模倣を通して成長した歴史があり、日本が「もの真似上手」と言われても過度に気にする必要はない。模倣にコンプレックスを持つ必要はない。模倣できる能力に自信を持って生きていきたい。

そのための方法としては第一に、よい手本を探すことだ。私も、バスケのシュートフォームがなかなか決まらないので、上手な人の形を真似てみるところから始めた。

また、第二の方法としては、学校教育などで、模倣の大切さを教えていくべきだ。伝記のエジソンは生まれつき独創性があったかのように描かれることが多いが、そのエジソンが図書館の本を全部読んでいったことはあまり知られていない。エジソンは、本を読むことによってそれまでの文化をしっかり模倣したからこそ、その後の偉大な発明ができたのである。

確かに、模倣だけで終わってしまっては進歩がない。しかし、模倣は創造の基礎なのである。模倣にコンプレックスを持たないように生きていきたい。「持ち物を気にするのは、実力に自信がない証拠である」という言葉がある。模倣する力を持っているということに、もっと自信を持って生きていきたい。



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