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ああすれば、こうなる (1214字)
こうき aoseo 2025/11/21 20:50:01 55976
11月3日金曜日
岡田航輝
①・要約
「ああすれば、こうなる」型の社会では、さらに違った側面が現れる。その一つは、時間の変質である。頭の中では、時間は過去、現在、未来に三分割される。ところが、時間直線を描けばわかるように、「現在」とはその時間直線の上の一点に過ぎない。具体的にいうなら、手帳に書かれた予定である。本来の未来とは、なにが起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間である。それなのに子どもが育ち始めると、母親はこの子をどの幼稚園に入れるか、と考え出す。その幼稚園が終わったら、どの小学校に、その次は・・・と考える。こうして「漠然たる」未来は、急速に失われていく。そして、その手帳には、自分がどの段階でどれだけ年老い、どれだけの体力を失うか、それは手帳に書いてない。さらにいつ、どういう病にかかり、いつ死ぬことになるか、やはり手帳には書いてないのである。すなわちその手帳は意識である。意識という手帳は、そこに書かれていない予定を無視するのだ。
・意見
僕は、未来の準備のために生きないで、今この瞬間を大切に生きるほうがよいと思う。
②・理由1
未来の準備をしていても、その時期その時期にしかできないことがある。
・実例
僕が幼稚園生の時に住んでいたマンションの隣には公園があった。ある雨上がりの日、そこの砂場が雨水で満杯になってしまい、濁っていた。その時、僕ともう一人の友達は一緒に制服のままその中に飛び込み、少し遊んでいた。その後、アリに体のいろいろなところをかまれて、いたい、いたい、と言いながら上がった。このように、幼稚園児の時はこれができていたが、今できるかと聞かれるとまず無理だと思う。なぜなら今はそんな水の中に何があるかわからないし、制服が汚れてしまうことを嫌っているからだ。このように、昔は当たり前に出来ていたことも、徐々にできなくなっていってしまうものも多い。だから、その時その時の気持ちを大切にしたほうが良いと思った。
③・理由2
未来には何が起こるかわからないからだ。
・実例
僕は結構前に、家族でキャンプに行く予定を立てていた。しかし、その時の天候が1週間前までは晴れだったのに、2,3日前になって大雨に天気予報が変更された。そのせいで急遽中止になり、結果的に時間を持て余してしまった。
⑤・反対意見への理解
確かに将来のことを考えておくことも大切だが、それは信ぴょう性が薄い。なぜなら、天気予報は確かにほとんど当たっているが、外れることも多いだろうし、将来のことばかり考えて勉強しかしていないと、友達づくりをおろそかにしてしまい、結局将来大切な友達がいなくなり、人生が楽しくなくなってしまうかもしれない。だから、その日、その時間を大切にしたほうが良いと思った。
・結びの意見
僕は、将来のことも多少は考えつつ、その時期その時期にしかできないことをたくさんやっておき、充実した人生を送れるといいな、と思った。