幼児作文コースの絵と作文と講評見本

 幼児作文コースの約1ヶ月のモニター期間に書いていただいた作品の中から、その一部を掲載させていただきました。
 固有名詞や写真の一部はカットしてある場合があります。

 幼児の年小や年中のころは、まだ絵をかくこと自体が難しい面があるので、実行課題でしたことや、今あるものを写真にとり、そのことについて話をするようなやり方をしてもよいと思いました。

 幼児作文コースで大事なことは、
(1)毎週定期的に親子で話をする時間をとること
(2)その中で、お母さん又はお父さんが楽しく作文やコメントを書く姿を見せること
(3)子供が作品に関心を持つことで、作文の書き方を自然に理解し、自分でも書いてみたいという動機を持つようになること
です。

 そのためには、お母さんやお父さん自身が無理なく続けられるような工夫をしていくことも必要です。

 例えば、子供が話をするのを飽きないように、話をする時間はあまり長くしない、
 作文の分量も、親が自分で負担に感じないように、あまり長くしない、
 子供自身に読ませたり書かせることを急がない、などです。

 気軽に、楽しく、長く続けているうちに、自然に子供が作文に対する関心を持つというようにしていけるとよいと思います。




幼小の子の絵と作文




講評

   

 ○○ちゃん、こんにちは。

 お兄ちゃんにい   たちと、おにわ遊べあそ てよかったね。これから暖かくあたた  なるから、にわでいろいろなことができそう。
 お父さん とう  も、バーベキューをしてくれるそうだから、楽しみたの  だね。先生せんせいも、行こい うかなあ。(うそうそ。)

 ○○ちゃんが、お兄ちゃんにい   たちと遊んあそ でいるあいだお母さん かあ  は、料理りょうり作っつく たり、お風呂ふろ水遊びみずあそ をしたりしていたんだね。(水遊びみずあそ じゃないか。)

 ○○ちゃんは、たくさん遊んあそ だから、おなかがすいちゃったのでしょう。
 おいしいおやつのおせんべいを食べた 幸せしあわ 気持ちきも になったところで、また元気げんき遊んあそ だのだね。
 そんな感じかん が、ピースサインの写真しゃしんから、伝わっつた  てくる。

 おやつを食べるた  ときは、「おー、やっとおやつだ。」と思っおも たでしょう。

 これからも、いい天気てんき続きつづ そう。
 それでは、また楽しいたの  はなし聞かき せてね。

 なね先生せんせいより。

 


幼中の子の絵と作文





講評



 ○○くん、こんにちは。
 連休れんきゅうは、楽しくたの  過ごしす  たかな。

 「ねんどうろ」って、最初さいしょ何かとなに  思っおも たけど、粘土ねんど道路どうろ合体がったいした言葉ことばだったんだね。

 道路どうろ信号しんごう横断おうだん歩道ほどうやトンネルやくるまやバイクを作っつく たというのは、いかにも○○くんらしい。
 将来しょうらい本物ほんものの、道路どうろくるまやトンネルを作れるつく  ようになるかもしれないよ。

 でも、そのころには宇宙うちゅう時代じだいになっていて、ロケットやそら飛ぶと 円盤えんばんなども作っつく ているかもしれないなあ。
 楽しみたの  だね。

 横断おうだん歩道ほどうをヘラでがたがたにしたところは、うまく工夫くふうしたところだね。
 スライムみたいな粘土ねんどで、いろいろなかたち作っつく たんだね。
 ヘラって、へらへらしているようだけど、なかなか役に立つやく た んだね。ヘラい(偉いえら )なあ。

 では、また楽しいたの  はなし教えおし てね。



 


幼長の子の絵と作文(1)





講評

   

 ○○くん、こんにちは。

 楽したの そうなちょうちょとりのをかいた。ちょうちょも、一緒いっしょ遊んあそ でいるような雰囲気ふんいきだね。

 布団ふとんのような芝生しばふ寝ころんね   でいたというのは、気持ちよきも  さそう。いまはちょうどいい季節きせつだからね。

 写真しゃしん見るみ と、広いひろ 野原のはらだから、たっぷり走っはし あせをかいたでしょう。
 でも、そのはつかまえられなくて残念ざんねん。まあ、ちょうちょの立場たちばになったら、そんなに簡単かんたんにつかまえられたら困るこま だろうけどね。

 お母さん かあ  のくるくるトンボとりのはなし面白おもしろそう。今度こんどなつあきになってトンボがてきたら、お母さん かあ  一緒いっしょにトンボとりに挑戦ちょうせんしてみるといいよ。

 トンボのまえで、ゆびをくるくる回しまわ て、トンボが、「さあ、トンボうかな」と思うおも まえに、パッとつかまえちゃうのだろうね。

 これから、暖かくあたた  なると、いろいろ楽しいたの  ことが待っま ていそう。
 また、こんなはなし教えおし てね。

 なね先生せんせいより。

 


幼長の子の絵と作文(2)

 





講評

        

 このあいだは、小石川こいしかわ植物しょくぶつえんでオタマジャクシをつかまえたんだね。

 オタマジャクシが、ぶどうパンのぶどうみたいというのは、確かたし にそんな感じかん がする。
 ぶどうパンのほうは、ちょっとしわしわだから、オタマジャクシがひからびたら、本当にほんとう そっくりかもしれないね。(そんなかわいそうなことしないけど)

 いけで、コイとカモにえさをやったはなし面白かっおもしろ  た。
 コイばかりが食べた ちゃうので、いけで、コイにあっちイケーと行っおこな たんだね。カモには、カモーンと言うい たかもしれないよ。

 そのあとのはなし悲惨ひさんいけ落ちるお  なんて滅多にめった ないことだから、○○ちゃんも、お姉ちゃんねえ   も、いい思い出おも でになったでしょ。(ならないか。)
 写真しゃしん感じかん が、とてもよくていたよ。

 でも、そのあと、いえ温かいあたた  風呂ふろ入れい てよかったね。

 みんなのコメントも、とても面白かっおもしろ  た。
 楽しいたの  だい事件じけんだったね。

幼児作文コース受講案内 http://www.mori7.com/yousaku/
講評のサンプル http://www.mori7.com/yousaku/kouhyourei.php

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